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~CRISIS NIGHT ~   作者: 神風
Ⅱ章 休日~エリート部隊交戦編
7/19

 第7夜 熱闘前の朝

ビートは朝日で目を覚ました。

それでなくてもビルのいびきで起きていたかもしれないが。

白とリールはとっくに起きていたらしく、着替えを済ませ、朝食を食べていた。

ビートは腕時計を見ると7:47と、映っていた。

事は一昨日の夕方までさかのぼる。

第2試験を終えたビートたちは第3試験の前に2日間の休息兼、施設内見学の休みが与えられた。

聞くところによると第3試験はかなり厳しく、並大抵の体力では突破できない。

そこで弐剣は、見学も兼ね、休息の時間を与えた。

見学できる部屋は限られており、主に、

保健室、修行室Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、司令室、展示室の4か所だけだ。

中でも聞いたときは修行室Ⅲには行きたくないと思った。あまりいい思い出ではなかったから。

現在ビートたちは【DARK】の隣に位置する、

【DARK】強化棟というドーム状の建物で休んでいた。

丸い円を描いている建物で、円の端に部屋が輪を描いて並んでいる。

部屋番号は【D】の8。メンバーは班で1つの部屋なのでもちろん、ビート、白、リール、ビルだった。第3試験ではバラバラになるそうだ。

そして今日は休息2日目。1日目と同じだが9時にドームの中心、【DESU】に集まらなければならなかった。そこで班で1日目に時間を決めたのだ。

起床は8:00。食事は8:15分までで、30分までに身支度。そこから15分間武器の手入れ、45分になったら朝食の皿を調理室に返しに行く。50分に部屋を出発。

これで【DESU】に着くのは55分。と、いう予定だ。

ビートはベットから転がった。が、しかし自分は2段ベットの上にいることを知らずに下に転げ落ちた。落ちた後に自分を恥じた。


「痛ッテェェェェ・・・・」ビートが寝ぼけながら言った。


「目覚ましの代わりには成ったかもな。」リールが言った。チェーンを巻き直しているようだ。


ビートが奥に向かうと、机の上にパンと牛乳、スープが置かれていた。


「またこれだけか・・・・」ビートが腹を鳴らしながら言った。


ビートは残念そうな顔をしながらスプーンを手に取った。

スープを口に運んで啜った。おいしいとは言い難かった。

食べ終わる頃に時計を見ると8:12分。代替予定通りだ。

そんな中ビルはまだ寝ている。着替えをしていると顔が見えた。

起こしてもよかったが悪戯本位で起こさなかった。

軽く笑いながらビートは剣を腰当にはめ込んだ。

その後歯磨きをして、顔を洗い、時計を見た。


「8:24分か・・・白、リール!!トランプでもやるか?」と誘ったが2人とも武器の手入れをしていて、断られた。しょうがなくビートも剣を砥石に当てた。


8:45。ビルは目を覚ました。


「ヨォ・・・ビート。ずいぶん速ェな・・・今何時だ?」ビルが聞いてきた。


「フフフ・・・今何時だと思う?」明らかに嫌味だった。


「えっ・・・・う~んとちょっと寝坊したから・・・8:15分くらいか?」


「今、47分だ。」意外と普通に言ったつもりだった。


「なんだ。7:47か。まだ大丈夫。ん・・・まさか今8:47?」


「そうだ。」その平然とした口調がビルにとっては絶望の一言だった。


「え~~~~~!!!!!ヤッバ!!!なんで起こさなかった!!白!!リール!!」


「起きないほうが悪いだろう。」「その通り。」2人とも冷静に言った。


追い打ちのようにビートが


「よし!じゃあ俺らは先に言っとくぜ。早く飯食って片づけて鍵閉めてこいよ。」と言った。


「確かに。そろそろ行くか。」白が言うと、リールも立ち上がってドアのほうに向かった。ビートもそれに続いた。


「卑怯だぞ!おい!!まてよ!お~い!!!」そんなビルの言葉を無視し、ビート達は部屋を出た。


【DESU】に向かって歩き始めたのは49分だった。

ドームは3階建てになっており、ビート達は1階。

2階からしか【DESU】には入れない。

階段を上っていると白が言った。


「今思い出したがメンバー全員で行かなければならなかったんじゃないか?」


「あ・・・・」ビートが絶句した。


「俺ちょっと様子見てくる。」そういいながらビートが駆け出した。


後ろから何か聞こえたが適当に分かったと答えた。

部屋の鍵は閉まっていてビルは周辺にいなかった。


「チッ・・・・あいつどこ行ったんだ?」イライラして呟いた。


時計は54分。10:00まであと6分。

その後も思い当たる節を調べ続けたがビルの姿は無かった。

ドームの中を探し終えると58分になっていた。

やむをえず、階段に戻ると白と、リールが待っていて急いでドームに入った。

すると声が聞こえた。


「遅ぇーよ!!早くしろよ!」ビルの声だ。


そうだ。ビートはビルが忍者ということを今思い出した。

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