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~CRISIS NIGHT ~   作者: 神風
Ⅰ章 始まり~第2試験狂気編
4/19

 第4夜 乱入の夜

第4話です。どぞ!

「ご愁傷さまだ・・・」


そういっている恭弥は戦闘不能状態のビートに最後の一撃を浴びせようとしていた。

だが倒れているビートは最後の力をふり絞り、言った。


「入らねぇといけねんだ・・・・どうしてもな・・・」


「だから言ったろ・・・俺に対して30分持ったらってな」


そうだったのだ。ビートが斬りかかっていったとき、ビートの斬撃を素手で受け止めながら恭弥は言った。


「いいぜ。入れてやるよ・・・ただし俺と30分、対等に遣り合えたらな!!!」


ビートが戦ったのはせいぜい10分といったところだろうか。恭弥はもう斧を振りかざしながらその斧をビートへと向けた。


「覚悟はよかったと思うぜ。生まれ変わったらもう一度ここに来な。」


そう言い残し、恭弥は斧を叩きつけた。だが場内にはとてつもなく大きな轟音だけが響いた。


「何の真似だ?・・・ダイル」


「こいつには使い道がある。・・・・・と思ってな。」


ダイルが割って入った。恭弥は怒りの目をしていた。恭弥は皮肉を込めていった。


「はぁん・・・・どういう使い道だ?」


恭弥はそういいながらもダイルの剣に止められた斧に力を入れている。


「恭弥。お前はこいつをどうしたい?」ダイルが言った。その眼には明らかに何かがこもっていた。


恭弥は迷った。もちろん『殺したい』『決着をつけたい』などの言葉が見つかった。

だがその言葉を口が発しようとしなかった。

なぜだろう?考えた。これまで力だけで戦ってきた彼に考えるなどの言葉は無縁だった。

そのためか異常なまでの時間を使った気がした。もちろん、実際には全然経っていないのだが。

その反面、ダイルは微笑んだ。まるで、してやったといわんばかりの顔だ。

その顔を見ていた人物がいた。ギラだ。

どうやらギラもダイルの考えに気づいたようだ。


【DARK】修行、特訓室


「はじめまして。私が第6次【DARK】入隊募集 試験第2審査試験官 義侠ぎきょう弐剣にけんだ!ここからは私が審査を行う!」


入ってきた審査官が堂々と言った。さらにこう続けた。


「ここは君たち若手の新人をこの【DARK】に採用する部屋だ。君たちはまだ第1審査に通っただけだ。この程度で浮かれ、初心を忘れるな!いいか!!!」


白髪染めのロングヘアー。どちらかといえば銀髪に近い。大量の傷がついた鎧を着て、片目には黒光りする眼帯を付け、後ろには骸骨がついた椅子に座り、刀を鞘に入れ、両手を柄の上においていた。

鞘には「蒼紅そうく激戦剣豪血煙闘技場優勝記念」と書かれていた。

いかにもこれまで戦ってきたという過去を暗示するような格好をしていた。


「はい!!」


少年たちが言った。

「第6次【DARK】入隊募集」への入隊条件は大きく分けて3つである。


1つ目はもちろん実力があること。

その実力を証明しなければもちろん審査に通らない。実力の証明の手段は問わないとのことだった。

この条件においては、全員がハイレベルで合格した。

虎を狩ってきた者もいれば、深海の宝を手にした者もいた。

2つ目は何かの流派を最低1つマスターしていること。

剣、銃、槍、鞭、ハンマー、斧、ナイフ、素手、挙げれば数えきれないほどある。

なんにしろ、何かの流派を完璧に覚えてこなければならない。

この条件も大半のものが突破していた。

3つ目は10歳以上20歳以下であること。

この条件で入隊を断念した者が大勢いるとの事だった。

なぜかというと【DARK】の重役会議での事だった。

「若手の力が欲しい。」「幼いころからの力を気づかずに最大限に生かしきれてない者もいるのでは?」

などの意見が多く、この結果に至ったという。


「それではまず自己紹介から行っていただく!」弐剣が言った。


「ちょっと待った!」 何者かがドアを蹴飛ばし乱暴に入ってきた。


「誰だ貴様は!」 弐剣が怒鳴った。話の途中だったせいか余計に起こっている。


受験者は気を付けをしたまま目線は入口へとくぎ付けになっていた。


「ンな口きいてもいいのかな~?」笑いながら男は言った。


「なんだと!?」だが次の瞬間、弐剣は言葉を失った。


「あ・・・あなたはダイル様!!なぜここに?・・・あ、いえ!・・・無礼な事をいい、誠に申し訳ありません!」


「そうそう。お前の階級は所詮班長。俺は3つも上なんだよ~以後気を付けようね☆」


「はっ!しかと心得ました!今後こんなことが無いよう・・・」


「分かった分かった。もういいよ。その代わり急なんだけどこいつを試験に入れてやってくれ。」


「はっ!でその者はどちらに?」


ダイルの後ろに隠れていて見えなかったのだがドアの後ろには人がいた。

まぎれもない。R・ビートだった。


「こいつ。さ、いってきな。」


ビートは言った。


「すまねぇなみんな!なんか俺だけシードもらったみたいな感じでさ。まぁでも・・・」


次の言葉で受験者達は闘争心を駆り立てられた。ビートは受験者達を指さし言い放った。


「おめぇらみてぇなザコには負けねぇ!実力でここまで来たってことを証明してやる!!」


受験者全員の心のろうそくに業火が灯った。ろうそくを溶かすほどの勢いで。



~CRYSIS NIGHT ~4話いかがでしたか!?

次回はいよいよ試験が始まります!

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