第3夜 敗北の夜
~CRYSIS NIGHT ~ 第3夜(話)です。
どうぞ!
「何を言っている!!」ギラはもう砂の刀がビートの首に突き付けられていた。
「己の罪を恥じて死ね!」砂の刀はビートを切り刻んだ。
「おっと、あぶねーな!ま、これぐらいできねぇと【DARK】に入るなってことか?」
ビートは空を舞っていた。何の変哲もなく飛んでいたその姿は陽気な天使のようだった。
しかも砂の網は解けている。
「腹立たしい!元帥の力を見せてやる!」
「お!戦いか!?やろうぜやろうぜ!!」
「そんなに死にたいか!!そこを動くなよ・・・」
ギラは後ろの腰辺りから右手で短剣をだし、自分の腹を刺そうとした。
「そこまでだ。」
止めたのは恭弥だった。恭弥はギラの右腕をつかみ、そのまま上に上げ、叩きつけた。
ギラは我に返ったのか倒れて数秒目を閉じていたが目を覚ますといつものように冷静さを取り戻した。
「敵討ちでもしようとしたのか?バカ野郎!俺が死ぬとでも思ったか!ハハハハッ!」
「そうだったな・・・どうかしてたよ俺は・・」
「ま、あいつとはどうあっても戦うしかねぇようだな」
その眼は明らかにビートを捉えていた。
彼の頭の中ははこれから始まる戦いのことでいっぱいだった。
「さぁ!!楽しくいこうじゃねぇか!ガキ!!」
後ろの腰からビートは右手で刀を抜き上に放り投げ、1回転してからもう一度右手で刀を持ち、言い放った。
「あんた元帥なんだろ!存分に楽しもうぜ!」
そういっている途中にはもうビートは飛び出していた。
同時刻【CRISIS】南第4管理棟
「グア!」「ウグッ!」「グッ!・・・」
「この程度か・・・」
同時刻【CRISIS】北第1管理棟
「迎撃準備開始!!急げ!早くしろ!グアアアアア!!」
「永遠に凍っとけ雑魚ども」
同時刻【CRISIS】西第3管理棟
「動けねぇ・・・だれかぁ助けてくれええええ!!!!」
「ふぅ・・・」
同時刻【CRISIS】東第2管理棟
「撃て!!ん・・・・どこだ?・・・上か!?グアッ!」
「忍びには勝・て・ね・え・の・ッ ・!」
【DARK】総本部
「いいじゃねぇか!ノッてきたぜ!」恭弥は血だらけの体で言っていた。それも浴びた血はすべて返り血であることにも気づかずに。
「ハアッ・・・ハアッ・・・・」ビートは重傷というレベルではなかった。
左腕の骨はすべて砕け、足に関しては両足とも折れている。胸には切り傷が大量にあり、その1つ1つから血が流れていた。だがあきらめない。いや、あきらめれないのだ。
(強ぇ・・・・)
初めて心の底からそう思った。ビートは生まれて1度も自分より相手のほうが強いと認めたことはなかった。だが、そのプライドは今砕け散った。無敗の名とともに。
「グッ・・・・・うおおおおおおおお!!!!」
剣を構え向かっていった。どうしても負けたくないのだ。その心だけが彼の闘争心を駆り立てた。
「無駄だぜ」
軽く斧で跳ね返された。当然の結果だと脳裏で思っていた。死ぬかもしれない。だが負けるのはもっといやだ。『本当に勝てるのか?』ともう1度自分に問いかけた。だが返事は帰ってこない。
そんなことを思いはせているうちにまた自分の左胸に斧が迫っていた。
必死に刀を構えようとした。だができなかった。
『怖かった』
その瞬間だった。ビートの左胸に大斧が直撃した。もう立ち上がれなかった。
ビートは初めて敗北を味わった。
~CRYSIS NIGHT ~ 第3夜(話)でした!
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