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九章 リュスカ調査

北方剣士団に帰ると、師匠はリビングにある小さな棚に向かった。

その棚には小さな灰色のダイヤモンドがついたバングルと師匠の母上の写真が入った写真盾がある。

「ママ、これから魔甘を倒してくるね」

座布団の上に正座したアイリアは写真を見て笑みながらそう言った。

「行ってきます」

アイリアは写真を見て笑みながらそう言うと刀を持って立ち上がった。

立ち上がった師匠を見た剣士たちの雰囲気が一気に変わった。

もう今は戦う者の顔だ。

私たちはこの戦いを必ず制す。

そして、いつか近いうちに邪悪の権化である魔女を地獄に叩き落す。


午後一時。

私たち北方剣士団は魅惑討伐のため国民に見送られながら国外へ出た。

向かう先はレムフィト国が存在した大陸北部だ。


午後七時。

私たち北方剣士団は国外を進むリュスカ荒野に侵入した。

この荒れ土しかない土地にはコルネシア、シリネシア、アルファス、クユケル、リユケル、マダケルという六ヶ国の小さな国があったらしい。

雑草の一つもないただただ広い平地を見車両の銃座から見つめていると車両が止まった。

今日はここで休憩するようだ。

今日の夜ご飯はギチギチ過密で硬い黒パンと北燦雪の魂とも言われるシロネアチーズと即席スープだ。

私はシロネアチーズが食べられないから黒パンと缶詰食(かんづめしょく)と即席スープをいただく。

「北燦雪の方なのにチーズが嫌いなんて本当に珍しいですね」

チーズを焼く北方剣士団の剣士1はソラを見てそう言った。

「水牛チーズは食べれるんだけどね。しょっぱいし、匂いが得意じゃなくてさ」

ソラは北方剣士団の剣士1を見て笑みながらそう言った。

「水牛チーズなんて庶民は食べられませんよ」

「どういう一族なんですか?」

「本当に謎過ぎますよ」

北方剣士団の剣士たちはソラを見て笑みながらそう言った。

「あまり詳しくないんだけど、九世祖母のアリス様が神軍ですごい活躍して五万リズ近い退役金が出たらしいんだ」

ソラは北方剣士団の剣士たちを見て笑みながらそう言った。

「五万リズ!?」

北方剣士団の剣士たちはソラを見て驚きながらそう言った。

「うん。アリス様はそのお金を使って北燦雪で解体業とか開業して大成功して大金持ちになったんだって」

「解体業って儲かるんですか?」

北方剣士団の剣士2はソラを見てそう言った。

「儲かってるみたいだよ。昔ほどではないって言ってたけど」

ソラは北方剣士団の剣士2を見て笑みながらそう言った。

「昔は単価が高かったんですか?それとも仕事が多かったんですか?」

北方剣士団の剣士3はソラを見てそう言った。

「どうなんだろう。詳しくはわからない」

眉を顰めたソラは北方剣士団の剣士3を見て笑みながらそう言った。

「仕事が多かったんだと思うよ。昔は三十階建ての高層マンションとかが乱立してたからさ」

アイリアはパンを食べながらそう言った。

「神護国にも高層マンションってあったんですね。居住船だけにあるものだとばかり思ってました」

ソラはアイリアを見て笑みながらそう言うと笑った。

「高層マンションなんて昔はどこにでもあったんだよ。一軒家の方が珍しいくらいだった」

アイリアはソラを見て笑みながらそう言った。

「へぇ~そんな時代もあったんですね」

私たちは楽しく会話しながら食事を食べ終えた。

食事が終わると各々好きな時間を過ごして午後九時には就寝した。

次回

十章 ヘルベルタ級衛星戦姫の一撃

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