六章 管理者G-vanzena
調査拠点に入ると、光が現れてその光からG-vanzenaが現れた。
「えぇぇぇ!?」
ソラは酷く驚いた。
「こんにちは。総合調査拠点艦イクイノックスを管理しています。ヴァンゼナです」
水色眼、夕焼けのようなグラデーション髪。赤色が基調の和洋折衷の衣装を着た色白な肌の少女、G-vanzenaはソラたちを見て笑みながらそう言った。
「こ、これがヴァンゼナちゃん!?」
驚くソラはアイリアを見てそう言った。
「そう、この子が人工知能のヴァンゼナちゃん」
アイリアはソラを見て笑みながらそう言った。
「う、動いてる・・・し、普通に神というか人というか・・・」
驚くソラはG-vanzenaを見て困惑しながらそう言った。
「ヴァンゼナちゃん、G-vanzenaについて教えて」
アイリアはG-vanzenaを見て笑みながらそう言った。
「G-vanzenaは、器に人工知能を入れたこの世界に許された唯一の科学神です。総合調査拠点艦イクイノックスの知能であり、記録保管装置でもあります」
G-vanzenaはアイリアを見て笑みながらそう言った。
「科学神・・・」
ソラはG-vanzenaを見て冷や汗をかきながらそう言った。
「あの・・・私も質問できるんですか?」
ソラはアイリアを見てそう言った。
「誰でも質問できるよ」
アイリアはソラを見て笑みながらそう言った。
「ヴァンゼナちゃん、ヴァンゼナちゃんは戦える?」
ソラはG-vanzenaを見て目を輝かせながらそう言った。
「G-vanzenaは、総合拠点艦イクイノックスの知能であり記録保管装置です。戦闘機能はありません」
G-vanzenaはソラを見て笑みながらそう言った。
「そうなんだ・・・」
ソラは少し落胆しながらそう言った。
「戦わせようとしてんの?」
アイリアはソラを見て笑いながらそう言った。
「戦えるなら魅惑との戦いに参加してほしいなーって・・・」
ソラはアイリアを見てそう言うと、何か思いついたようだ。
「ヴァンゼナちゃん、魅惑魔塊と戦える?」
ソラはG-vanzenaを見て笑みながらそう言った。
「もっと違う質問しなよ・・・」
アイリアは呆れたように言った。
「G-vanzenaは、総合拠点艦イクイノックスの知能であり、記録保管装置です。戦闘機能はありません」
「ヴァンゼナちゃん、何とかして戦えない?」
ソラはG-vanzenaを見てそう言った。
「天理照赫の意があれば、総合拠点艦イクイノックスの遠隔操作機能を利用してヘルベルタ、イアンサ、ローバル、三機の衛星戦姫を操作して戦うことができます」
「何してんの?」
二階にいるシゼル・フィトミア・カーリンはソラたちを見てそう言った。
「フィトミア博士、すぐ行くね」
ソラの手を掴んだアイリアはシゼルを見て笑みながらそう言うと、エレベーターに向かって走った。
G-vanzenaに魅惑魔塊の最終観測記録を聞くアイリア
G-vanzenaが口にした魅惑魔塊の最終観測記録はとある可能性を考えさせる最悪なものだった
次回
七章 第五魔塊の行方




