最終章 勝利の宴
「カルティナーレ総長!!」
北方剣士団の剣士たちは傷一つないアイリアに駆け寄った。
「流石です!!」
「流石はカルティナーレ総長!」
北方剣士団の剣士たちはアイリアを見て笑みながらそう言った。
「ここまで戦い続けられたのはソラのおかげだ。何度も致命傷を治してくれた」
アイリアはソラを見て笑みながらそう言った。
「副総長・・・すっかり立派な勇者になられて・・・」
北方剣士団の剣士たちはソラを見て涙をこらえながらそう言った。
「・・・」
白翔は蠢く蜜のような小さな物体を見つめている。
「おい、宿幼。今なら女帝様もお前を許してくださる。私を逃がせ。さぁ、早く!」
蠢く蜜のような小さな物体は声を発した。
「許してくださる?私を逃がせ?さぁ、早く?それが誰かにお願いする態度かな~?」
白翔は蠢く蜜のような小さな物体をぐりぐりと踏みつけながら言った。
「お、お前ぇぇぇぇ・・・!」
蠢く蜜のような小さな物体は悔しそうに声を発した。
「逃がしてください、ご苦労をかけます、だろう?」
白翔は蠢く蜜のような小さな物体を見て笑みながらそう言った。
「こんなことをしてモニーク様が黙っているはずがない!!お前たちはあのお方に皆殺しにされるんだ!!」
踏みつけられる蠢く蜜のような小さな物体は苦しそうに声を発した。
「フハハハハハ!」
蠢く蜜のような物体を踏みつける白翔は大笑いした。
「・・・」
蠢く蜜のような物体は黙った。
「最後の最後まで虎の威を借る狐だな。臆病者のドミニク」
白翔は蠢く蜜のような小さな物体を見て笑みながらそう言うと白い風を纏った。
「ヌニュゥゥゥゥ!!!!」
白い風に包まれる蜜のような小さな物体は暴れ始めた。
「オノレ宿幼ッ!!スクヨォォォォォォォォ!!!!」
白い風を受けて激しく揺れる蜜のような小さな物体は叫んだ。
蠢く蜜のような物体が崩れると共に声が途切れた。
蜜は消え、大きなひびが入った魅惑の神核が地面に転がった。
「・・・」
白翔は真顔で魅惑の神核を踏んで砕いた。
同年、五月五日。
報告などの全ての後処理が終わった。
中央剣士団で魅惑魔塊を討伐した祝宴をするらしい。
「・・・何?おめかし?」
アイリアは姿見の前に立ったソラを見て笑みながら言った。
「はい!梨々香陛下とラヴィ様に普段着なんて不敬だと思うので!!」
空色の着物を着たソラはアイリアを見て笑みながら言った。
「でも、少し張切り過ぎですかね?」
ソラは姿見に映る自分を見て苦笑いしながら言った。
「たまには良いんじゃないかな。魅惑魔塊戦一の功労者様」
ソラの両肩に手を置いたアイリアは姿見に映ったソラを見て笑みながら言った。
着替え終わったソラとアイリアは御所行きの馬車に乗る。
「カルティナーレ総長は着物とか、ワンピースとか着ないんですか?」
ソラは馬車に乗るアイリアを見てそう言うと、馬車に乗り込んだ。
「あぁいうのは百年も着たら飽きるんだ」
席に座ったアイリアはソラを見て笑みながら言った。
「カルティナーレ総長らしいですね」
席に座ったソラはアイリアを見て笑みながら言った。
同年、六月五日。
報告などの全ての後処理が終わった。
中央剣士団で魅惑魔塊を討伐した祝宴をするらしい。
「・・・何?おめかし?」
アイリアは姿見の前に立ったソラを見て笑みながら言った。
「はい!梨々香陛下とラヴィ様に普段着なんて不敬だと思うので!!」
空色の着物を着たソラはアイリアを見て笑みながら言った。
「でも、少し張切り過ぎですかね?」
ソラは姿見に映る自分を見て苦笑いしながら言った。
「たまには良いんじゃないかな。魅惑魔塊戦一の功労者様」
ソラの両肩に手を置いたアイリアは姿見に映ったソラを見て笑みながら言った。
着替え終わったソラとアイリアは御所行きの馬車に乗る。
「カルティナーレ総長は着物とか、ワンピースとか着ないんですか?」
ソラは馬車に乗るアイリアを見てそう言うと、馬車に乗り込んだ。
「あぁいうのは百年も着たら飽きるんだ」
席に座ったアイリアはソラを見て笑みながら言った。
「カルティナーレ総長らしいですね」
席に座ったソラはアイリアを見て笑みながら言った。
同年、六月七日。
中央剣士団にみんなが集まった。
梨々香も張り切って料理を作っている。
「久しぶりだね」
黄眼、白髪ロングヘア、薄青色の着物で身を包んだ女性、華千﨑 白梅はアイリアを見て笑みながら言った。
「弟子が居る前ではあまり会いたくなかった」
アイリアは白梅を見て笑みながら言った。
「語りたくない話は誰にでもある。気にする必要はないよ」
「え?え?」
ソラは白梅とアイリアを交互に見ながら言った。
「フフフ・・・」
白翔はアイリアを見て少し笑った。
「華、これを出して」
赤眼、赤髪ショートヘア、赤いカッターシャツを着て黒いコートを羽織り、黒い長ズボンを穿いた男性、華千﨑 梨々香は鍋の様子を見ながらお盆に料理を乗せてそう言った。
「はーい」
華は料理が乗ったお盆を運びながらそう言った。
次回
後日談、そして、第四話の発表




