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二十二章 最高の師弟

今ので空間に異常が起きたのだろうか・・・地面が激しく揺れ始めた。

地面がさらに白くなり、謎の模様が浮かび上がる。

冷や汗が止まらない。心臓の鼓動が早くなる。

「・・・」

魅惑の背後に回ったソラ・ホルスは最上大業物天現烏輪を構える。

私が無我夢中で刀を振るったその時、私が振る刀に合わせて魅惑が裏拳を放った。

焦った・・・こんなことしてもどうにかなるわけがない・・・

刀の側面に拳が当たる。刀が折られる・・・!

「ッ!!」

魅惑は一瞬で角度が変わった最上大業物天現烏輪を見て驚きながら冷や汗をかいた。

魅惑の拳は最上大業物天現烏輪の刃に当たって深く斬れた。

「この小娘・・・!!」

怒筋を浮かべた魅惑はそう言いながらソラ・ホルスを蹴り飛ばした。

「お、お前は弱っちいな!!まるで蟻だ!蟻がどれだけ頑張ろうとカラスには勝てない!!」

怒筋を浮かべた魅惑は滑りながら止まったソラ・ホルスを見て笑みながらそう言うと一瞬にして姿を消した。

消えた・・・神気の流れがわからない・・・短く浅い呼吸の音だけが聴こえる。

全身に風を感じたその時、凄まじい速度で戻ってきた師匠が私の前に立って刀を振った。

「天道!六輪一閃!」

最上大業物日炎を握った血塗れのアイリアは魅惑に剣技を放つ。

「・・・」

両腕を斬られた魅惑は衝撃波で吹き飛ばされた。

「ソラ、君は強い。たった二年でここまで戦える剣士は居ない。強運だけでは語れない強さだ。君はまだまだ強くなれる」

血塗れのアイリアは腕を治す魅惑を見てそう言った。

「調子に乗るな、天道大聖!ラーフィア程度と少し戦えたくらいでいけしゃあしゃあと!!」

怒筋を浮かべた魅惑はアイリアを見て怒鳴った。

「ラーフィア"程度"?ラーフィアは誰からも逃げなかったよ。お前は?」

最上大業物日炎を構えた血塗れのアイリアは魅惑を見て笑みながらそう言った。

「黙れ!!私の何を知っているというんだ!?クソ生意気な小娘が!!」

「砲神テルメスの力を使わないと何もできない雑魚、勝機がないと言い訳をしてただ逃げ回っている"臆病者"だということは知っている」

血塗れのアイリアが笑みながらそう言うと魅惑が目を見開き、目を血走らせながら全身に力を込めた。

「消せ・・・消せ・・・取り消せ!!今の言葉ァァァァ!!!!」

魅惑は発狂しながら大量の蜜を放った。

「一緒に倒すよ。私たちは、勝つためにここへ来たんだから」

血塗れのアイリアは飛んでくる蜜を見て笑みながらそう言った。

「はい!」

ソラはアイリアを見て笑みながらそう言うと飛び跳ねるように立ち上がって蜜を避けた。

「落ち着いて神気の流れを読め!!こいつに神気を制御する技量なんてない!!」

治療されたアイリアは蜜を避けながらそう言った。

「落ち着いて・・・」

最上大業物天現烏輪を握り込んだソラはそう言うと深呼吸をした。

神気の流れが見える。微かに濁った波が私に向かってくる。

第五魔塊の攻撃をかわしながらダメージを与えていくソラとアイリア

しかし、突然訪れる危機

危機の中、アイリアは導かれるように新たなる技を放つ

次回

二十三章 放たれる反撃・剛斬

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