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十九章 登場、テルメス・クレイス・ガンズ

一方、レムフィト内部旧王宮・・・

「キャハハハハハッ!!」

魅惑は水晶玉を見て大笑いした。

「近づくこともできず離れることもできない!」

魅惑は水晶玉に映るソラとアイリアを見て笑みながら嬉しそうに言った。

「さぁ!もう一撃!」

目を見開いた魅惑は水晶玉に映るアイリアを見て笑みながらそう言った。

「・・・」

青眼、ブロンド髪ロングヘア、銅色のミニドレス調のワンピースを着た乙女のような女性、テルメス・クレイス・ガンズはティーカップに注がれるお茶を見つめる。

「・・・ねぇ、聞いてた?」

魅惑はテルメスを見てそう言った。

「どっちだと思う?」

テルメスはそう言いながらスリーティアーズに乗ったケーキを手に取った。

「・・・」

魅惑は従者から差し出されたフォークを受け取るテルメスを見て黙った。

「答えないの?つまらない神様」

フォークを握ったテルメスは魅惑を見て笑みながらそう言った。

「・・・」

怒筋を浮かべた魅惑はケーキを食べるテルメスを見る。

「もしかして、力を全部使ったんですか?以外と神気量少ない感じですか?」

怒筋を浮かべた魅惑はお茶を飲むテルメスを見て嘲笑いながらそう言った。。

「どっちだと思う?」

ティーカップを持ったテルメスは魅惑を見て笑みながらそう言った。

(クソが・・・それしか言えないのか??)

怒筋を浮かべた魅惑はイライラしながらテルメスを見る。

「あなたはその程度なのね」

テルメスはそう言うと、フォークを握ってケーキを切った。

「え?」

魅惑はテルメスを見てそう言った。

「思っていることを心の中でしか言えない雑魚。技の精度も術の精度も低い怠け者。勝負の土台にすら乗れない臆病者」

フォークを握ったテルメスはそう言うとケーキを食べた。

「好きかって言いやがって!!私が勝ったら謝罪しろよ!?何をしたって勝てば良い!!勝てば正義だ!!」

怒筋を浮かべた魅惑はテルメスを見て怒鳴った。

「負ける気でいる甘え切った性根なしも追加で」

フォークを握ったテルメスは魅惑を見てそう言うとケーキを食べた。

「・・・」

魅惑はテルメスを見て歯ぎしりをした。

「宿幼に立ち向かうことなく逃亡して私に頼る時点で期待はしてなかったけれど、やっぱり邪輪の神は使えないわね」

テルメスは魅惑を見てそう言うとティーカップを持ってお茶を飲んだ。

お茶を飲み干したテルメスはティーカップを置いて立ち上がった。

「ど、どこに?」

冷や汗をかいた魅惑は部屋の出入り口に行くテルメスを見てそう言った。

「少し観光する」

テルメスはそう言いながら部屋から出た。

「・・・あのクソガキ・・・!!」

魅惑はそう怒鳴ると、円卓を蹴った。

円卓が倒れ、ティーカップなどが音を立てて壊れた。

「・・・」

魅惑が割れたティーカップなどを見ていると、第二魔塊眷属ロジュヌイユが慌てた様子で来た。

「天道大聖たちが侵入して来ました!!」

冷や汗をかいたロジュヌイユは魅惑を見てそう言った。

「はぁ!?」

魅惑はロジュヌイユを見て驚きながらそう言うと慌てて水晶玉を見た。

次回

二十章 恐怖の時間

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