数%の差
「数%(パーセント)」という言葉があります。
文字にすると一目瞭然ですね。多少、わずかなパーセンテージ。
この言葉を音だけ聞くと「すうぱーせんと」になります。
この音、恐ろしいことに方言で話すと違う意味になります。
あるところでは「数バーセント」。
あるところでは「スーパー銭湯」に。
意味不明ですよね。そして最後の「う」は発音していませんよね。
けれどもイントネーションの違いで同じ言葉なのに全く違う意味で捉えられてしまうのです。
ですので、職場で訳の分からない会話がクリティカルに成立してしまうときがあります。
「イレギュラーな人の流れだけど数%の差だからグラフで強調しないで。何カ所修正したか教えて」
「(近くにスーパー銭湯でもあるのかな?)分かりました」
「よろしく」
「あの、すみません。スーパー銭湯がどこにあるか分からないです」
「(え?)君が作ってくれたグラフだよね。数%は赤で強調されてるでしょ」
「・・・赤(地図上に赤で強調されてる?)。分かりました。もう一度探してみます」
「(探す?何故?忙しいから後で確認するか)ああ、うん。よろしく」
多分ですが、スーパー銭湯と聞き間違えた地方ですと「数%」ではなく「何%かの差」や具体的に「2、3%」と表現すると思われます。
上の会話は上司と部下を想定しましたが、相手がお客様だとちょっと困りますよね。
と、某都内で夜に飲食店で「カルア(ミルク)のホット」と注文したら何故かコーラとポテトが出てきた俺が通りますよ。