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その「助手」を私に近づけるな!
【あらすじ】
うら若きご令嬢が何者かに殺害され、事件解決に高名な名探偵とその助手が屋敷に呼ばれた。
うっかりな助手は、遺体につまづく、試薬を遺体にぶちまける、七つ道具を遺体にぶっ刺すなど、色々やらかしてしまう。しかし、そのやらかしが名探偵にヒラメキをもたらし、事件は徐々に全貌を現してゆくのだった。
名探偵が事件を解決するのが先か。
それとも助手が遺体を細切れにしてしまうのが先か。
「事件解決なんて、もうどうでもいいから!これ以上そいつを私の体に近づけないでえぇぇぇえ!!」
死んだ令嬢の悲痛な叫びは、読者にしか届かない。
死者の視点で語られるドタバタコメディミステリー、ここに開幕!
【コメント】
タイトルの「その助手を私に近づけるな!」が犯人の叫びではなく、被害者の叫びだと面白いかなと思ったのがあらすじの起点になった……はずです(記憶があやふや)。令嬢ちゃんの殺害理由に厚みを持たせて、助手のやらかしで徐々に明らかになっていく真相部分を上手く表現出来れば短編になるかな?
あまり関係無いですが助手が実は切れ者設定とか好きです。