妹に似ている
前回の続き。
雅美が美香にすぐ親近感を持ったのには、
同じ女子大生ということのほかに、
別の理由があった。
雅美には2歳違う妹がいた。
「いた」というのは、雅美が中学生になった頃に、妹は交通事故で亡くなった。
横断歩道を渡っているときに、前方不注意のクルマが突っ込んで来た。
妹は雅美とは違い、小柄で華奢。
体が弱かった。
女子としては大柄で体力のある雅美とは異なり、年に数回は病院へ。
さて、女子大から帰路についた2人。
電車で途中までいっしょだった。
雅美は自宅から通学で、美香はアパートから。
美香は駅からバスに乗り換えてアパートへ。
バスの中でまた尿意が・・
つり革につかまったまま、大学の保健室で替えてもらった紙おむつに・・
(続く)