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そんな感じで僕は川の上流に向かっていた

 そんな感じで僕は川の上流に向かっていた。

 え?さっきは下流に向かってただろうって?だって仕方ないじゃん。下流に向かえば向かうほど訳の分からない動物というか魔物が増えていくんだもん。

 ゴブリンぽいのとかオークっぽいのとかケルベロスっぽいのとか。

 サーチ&デストロイ(される)のはいやです。さようなら。

 ま、スキをついて水筒に水確保できたのはラッキーだったけどね。

 でも上流は楽。ほとんど魔物はいなくてたまに見かけるのも角豚だけ。あいつらなら走って逃げられるし万が一追いつかれても手製の石斧を振り回せば逃げてくれるのだ。


 ただ気になるのは、スマホの電波とスキル。

 通話もできないのに電波は5本バリバリ。しかも5本目は赤色でなんだか不安。


 そしてスキルはこんな感じ。


 道具組立 Lv.1→2 UP

 方向感知 Lv.2

 危険察知 Lv.1→2 UP

 逃げ足 Lv.3→4 UP

 隠身 Lv.1

 睡眠耐性 Lv.2

 魔力耐性 Lv.1→3 UP

 集中力 Lv.3

 瞑想 Lv.2


 手製の石斧は数回たたくだけで壊れるから何度も作ったのでレベルアップ。

 危機察知は魔物の気配に注意しながら歩いてたから。

 逃げ足は、ま、わかるよね。角豚大嫌いです。


 そしてポイントは魔力耐性。スマホに表示されてたのは電波強度じゃなくて魔力濃度っぽい。

 そしてスマホの5本目の赤色は危険信号の気がする。だから普通の魔物がいるかどうかはわからないけどがいないのかもしれないね。なぜか僕は大丈夫だけど。

 というわけで僕と角豚以外がいない川の上流に行ってひと休みすることにしたのだ。

 黒曜石っぽいのも拾えたからうまくいけば槍も作れるかもしれないしね。


 お。チョロチョロと水の流れる音が近くなってきたぞ。

 藪をかき分け目に入ってきたのは。

 

 おおー!

 

 湧き水だよ初めて見たよ。

 耐え切れず手を洗い水をすくう。

 なるべくこぼさないようにでも急いで口に含む。

 

 うまい!

 

 コンビニでしょっちゅうどこどこの名水買ってたけどあんなの目じゃないね。

 断然うまいよ。おいしいよ。

 

 一通り辺りを見渡し安全を確認。

 水筒の水を頭からかぶる。きもっちいー。

 改めて水筒に水を入れ仕事かばんからカロリーバーを取り出す。

 カロリーバーを一口食べ水を飲む。

 これはとまらない。

 あっという間にひと箱分を食べきってしまった。

 

 食べ過ぎてしまった感はあるけど転移してきてから多分数時間。すでにあたりが薄暗くなってきているから数時間は動き続けていたと思う。

 これは仕方ない。割り切って明日から食料探しだな。

 

 と、その前に寝床を用意しないとね。

 水源に近づいてからは角豚すら見なくなったからこのまま寝ても大丈夫かも。

 でも一応ちょっとでもいいから壁が欲しいので周りの水源そばの草原で長草をまとめる。

 てっぺんを草でくくり内側を円形に踏みつぶせばとりあえずの寝床が完成だ。

 

 仕事かばんから雨用コートを取り出しくるまって寝た。

 石斧を手元に確保して。


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