いよいよ森の外へ
いよいよ森の外へ向かおうという前日、僕は寝床でスマホをポチポチしていた。
見逃している便利な機能がないか改めて探していたのだ。
ま、寝る前にスマホをいじっているのはこっちに来る前からだからただの就寝儀式なんだけどね。
でもいろいろ見っけちゃったよ。
僕以外にスマホを見えなくする機能とかマップ機能に魔力濃度表示とか。
そして一番気になったのは偽装機能!
なんとこの機能、僕が身に着けているものを別のものに見せかけるのだ。これで人里に行っても服装から怪しまれずに済みそうです。
親切設計で普通の旅人セットを選んだらスーツと革靴は異世界の旅人風に、仕事かばんは布袋風に偽装できたんだ。
これでとりあえず準備完了!
ちなみに今のスキルはこんな感じ
道具組立 Lv.2→3 UP
方向感知 Lv.2→3 UP
危険察知 Lv.3
逃げ足 Lv.3→4 UP
回避 Lv.2
木登り Lv.1→3 UP
隠身 Lv.2→3 UP
フェイント Lv.1
槍使い Lv.1
投石 Lv.1→2 UP
睡眠耐性 Lv.2→3 UP
毒耐性 Lv.1 NEW
魔力耐性 Lv.5→6 UP
集中力 Lv.3
瞑想 Lv.2
鑑定 Lv.1 NEW
<隠しスキル>
異世界語翻訳 Lv.2→3 UP
無限収納 Lv.MAX
無病息災 Lv.MAX
ロビンたちとの別れの挨拶は昨日済ませたし
できるだけ戦いを避けて森の外へダッシュ作戦開始です!
・・・・・・・・・。
・・・・・・。
・・・。
早速困りました。
嫌魔草は確かに役に立っているけどゴブリンには効き目が薄いようなんです。
避けられるどころか匂いを追ってなのか隠身しているのに見つかりそうになってしまいました。その時は木に登って回避できたけどね。
うーん。この調子だと森の外まで戦わずにすみそうなんて甘いこと言ってられないな。
ゴブリンたちは大体3~5体で行動しているんだけど、たまに僕みたいにボッチのやつがいる。
近くにほかの魔物がいない時を狙って1対1で戦ってみよう。痛いのは嫌だし怖いけどゴブリン1匹なんとかできないと森の外へでるなんて夢のまた夢って感じだろうから気合入れます。
戦闘スタイルはロビンと特訓した左手に石、右手に槍の槍チク方式です。
それじゃ、あたりの様子をうかがって、、、今ですいやダメです!
あそこの木の陰にほかのゴブリンが2匹いました。
いったん隠れてスサスサスサ。
あいつはどうかな?
周りにもほかの魔物はいないようです。今度こそOKかな。
まずは昨日手に入れたばかりの鑑定スキルを実行。
種族:ゴブリン
名前:なし
年齢:2
職業:なし
HP:100/100
SP:100/100
MP:100/100
筋力:10
頑丈:5
敏捷:5
器用:5
魔操:0
気操:0
称号:
スキル:
棍棒使い Lv.1
悪食 Lv.2
よしいけそう!
後ろに回り込んでまずは槍の長さを活かした突撃です。
狙うは首筋!とりゃーーー!
あれ?一撃で倒せてしまいました。これは訓練しすぎたかな?
おっとイカンイカン。周辺を警戒して、調子に乗らず、ほかの魔物に見つからないようゴブリンの死体を無限収納にしまいましょう。
すぐに収納したおかげか覚悟していたほど気持ち悪くなかったし初戦としてはまずまずの気がします。
この世界に敵を倒すことでの経験値制度があるかどうかはわからないけど、はぐれゴブリンを見つけたらこれからも狩っていったほうがいいかもね。
その夜は木上で幹にツタを縛り付けて寝たんだけど悪夢でほとんど眠れませんでした。
やっぱり生き物を殺すのは怖いです。
倒さないと見つかりそうなとき以外は戦いは避けたほうがよさそうです。
道具組立 Lv.2→3 UP
方向感知 Lv.2→3 UP
危険察知 Lv.3
逃げ足 Lv.3→4 UP
回避 Lv.2
木登り Lv.1→3 UP
隠身 Lv.2→3 UP
フェイント Lv.1
槍使い Lv.1→2 UP
投石 Lv.1→2 UP
睡眠耐性 Lv.2→3 UP
毒耐性 Lv.1 NEW
魔力耐性 Lv.5→6 UP
集中力 Lv.3
瞑想 Lv.2
鑑定 Lv.1 NEW
<隠しスキル>
異世界語翻訳 Lv.2→3 UP
無限収納 Lv.MAX
無病息災 Lv.MAX




