なろう主人公がモテる理由が説明できるゴブリンすごい
ゴブリン。 それは他種族の女に対して射精してゴブリンの子を産ませることができる、つまり他の種族の卵子を乗っ取ることができる種族である。 すごい。
なにがすごいのかって、上記の記述からなろう主人公がモテる理由が説明できるのがすごい。 ファンタジー世界における種族がたくさんいる理由も説明できるのもすごい。 テンプレファンタジーを実現するのに必要な要素はゴブリンの中に存在する。 とてもすごい。 なんて素晴らしい創作の友なんだ。 すごい以外の語彙が全く思いつかない。
今日は、そんなゴブリンのすごさをなろう主人公がモテる理由を見ながら説明していきたいと思う。
まず、それを説明するために一番最初に上記の定義のここを確認したい。 「他の種族の卵子を乗っ取る」。
これを生物学的に行うには、メスの卵子のDNAを破壊しなければならないが、通常それだけでは意味がない。
ゴブリンが実は1倍体で、精子にゴブリンの細胞の全情報が詰まっている可能性があるが、それは生物的には最弱極まりないので、おそらく2倍体かそれ以上のはずである。
ここにおいて疑問がひとつある。 残りの1倍は何処から来るのかだ。
卵子のDNAは破壊されているので、残った答えは一つしかない。他の精子である。
そう、ゴブリンとは、卵子のDNAを破壊した後、次の精子を受精して生まれる2倍体なのである。
そしてこのようなゴブリンがいる場合、人間にも似たような形質を持つDNAを持っている可能性が高いと想定できる。
これについて考えるには、ゴブリンが【ゴブリンとして進化したもの】であると考えなければならない。
これは相手のDNAを破壊する形質を持ったDNA、今後省略のためG-DNAと呼称する…… を発現したゴブリン原種が、G-DNAの強化を伴う進化と淘汰によって生成された動物がゴブリンという考え方である。
これについて考えると、ゴブリンがゴブリンとして進化し切る間に、当然人間などの生物とゴブリン原種との交配が発生することが想定できるだろう。
そして、その一部には全DNAを破壊できず、その結果相手と似た姿になるがDNA破壊機能を持った個体が必ず生まれてくることだろう。
これが子を残すことで、人間もG-DNAを取得することが可能となる。
そうして生成されたG-DNAにより、獣人族やエルフなどの他種族が(色々な動物などとの混血として)発生する。
これにより、ゴブリンの存在によりファンタジーの種族がたくさんあることの理由が証明されたのである。
さて、生物学において、このようなG-DNAを何世代のも間持ったらどうなるか。
それに関して、おそらく発生しうる事象が一つ考えられる。
生物はその嗅覚などで、自分と同種、つまりG-DNAによって自分のDNAが破壊されないかどうかを判別し、破壊されないものを好むようになる、と言うことである。
これは、G-DNAの取得から時を経れば経るほどに発生しやすい。 なぜなら、そうでないものは長い時間をかけては絶対に残らないからである。
そう、これがなろう主人公がモテる理由だ。
なろう主人公は異世界人である。 G-DNAを持たないので、当然G-DNAによってヒロインのDNAは破壊されない。
生物学的に自分のDNAが破壊される要素がないとなると、ヒロイン候補たるメスは眼前のなろう主人公が最高の存在にしか見えないと言うわけである。 少なくとも体はそう認識し、それに従って心も間をおかず陥落する。
長い時間をかけ、ファンタジー世界の生物はG-DNAと戦ってきた。
その戦いの結果もたらした生物の進化が、なろう主人公をモテさせるのだ。