プロローグ5
病気になった
すぐに女神様に治してもらったんだが、どうやらルナの生き物がいる星1から持ってきた大気、木、土、水、虫、野生動物についてたウィルスに感染したらしい。せやね免疫力なんてないから、てかペストみたいな病気にかかったらどうしよう?
ペストみたいなのが無かったとしても、おたふく風邪みたいのでやばいんだが、子供が出来なくなる。
女神さまが慌ててる、どうやら予想してなかったらしい、女神様は正直抜けまくってるよね。
女神さまが対処法で天恵で健康な体を授けましょう、といったが体よくお断りした。
健康な体=状態異常無効化+スタミナ回復大+腹持ち回復とかどれか一つでもチートでしょうが、
寝なくていい、老化しない、全力疾走し続ける、餓死しないって時点で人間やめてますがな。
そしたら女神がとんでもないこと言いだした。
「ならせめて世話係を作りましょう」と言われたから俺が「いやいい」のいやと言いきる前にボン、ボン、ボン、と3体。
「多いわ、1体でも多いのに」と声に出してしまったら、「あっ」と小さく悲鳴が聞こえた。真ん中の女の子だった。他の二人も元気ないというか、震えてる、特に左の子は青ざめてる、死にそう。
そうだよね、世話係として作ったってことは現状それだけが存在理由、だからいらない=存在しなくていい=処理しよう=死ねってことになるよね。
「病気の世話係は一人でいいよ、残りの二人には他の世話をして欲しいんだけど」とフォローしたけど、掃除も洗濯も料理も一瞬だからな女神の力で。
そう言うとなんか顔を赤くして照れてた。
やばい勘違いされた。なんとかしないと、
「家畜の世話とか農作業もそうだけど、自分でやってるだけだから間違ってるのかどうかもわからない、誰かに見本見せてもらいたい、後洗濯はしてもらいたい毎回新品になるから着慣れないんで」
ナイスフォロー自分で自分を褒めたい。
すると女神が悲しそうにした・・めんどくせええ。
「取り敢えず名前教えて」
「名前は無いです」
そうだよね今生まれたばかりだもんね。
女神が「貴方の為に生まれた子達です、貴方が付けてあげてください」と言った。
貴方の為に産まれたとか、いや生まれたかな?何そのすっげえ臭いセリフ。
ゲームでも名前決めるの時間かかるタイプなのに生きてる人間に付けるとか・・いやいやこんなことくらいでいちいち気にしてたらやってられない、ちゃっちゃっと決めよう。
彼女達は俺より頭一つ分小さい、童顔?0歳の子にしては大人びた顔してますが?で中学生か高校生みたい、髪は黒髪でストレートのボブカット、瞳も黒、うんマジかわいい、トップアイドルレベルでしかもうり3つ、一卵性の三つ子とか産まれる可能性は奇跡レベルで確かにありますがそれが美少女とかゲームやアニメでもないわ。
服装はメイド服、
何故メイド?
世話係=メイドかよ、
ってかあっちの世界にもメイド服があるのか?
それもメイド服=侍女の服でいいのか?
メイド服=戦闘服?ってことはないだろうが、
いや魔法のある世界だからもしかしたら鎧が無いかも、
重たい鎧より魔力のある服の方が性能良いだろうし、
ゲームなら大概問題無いが、常識的に考えたら金属の鎧なんか装備したら重たくて動けないからな、
鉄の鎧で素早さ半減とかなりそう。
で魔法のファイアとかあるんだろう?
鉄の鎧で重たくて回避しにくいの上に魔法の炎で遠距離から焼かれるとかだろ、
騎士VS魔法使いは鎧重くて動けない人VSすごく真っすぐ飛んでくる炎、
超絶的に騎士不利じゃないか?
ライターの炎で激痛だぞ、炎の塊とかどんだげ火傷するんだ?しかも残る痛みと症状、
いや死んでも騎士には成りたくないぞ、いや一度死んでるが、
もしそうならあっちの世界の一流は全員体操着みたいな装備だったりして・・、
引くわ、
一流のおっさん冒険者が体操着みたいな装備とか、
まあいい、取り敢えず名前先に決めよう。
よし名前は・・アンにドゥにトロワ・・やっぱやめようドゥが可哀そうすぎる。
「あっちの世界の名付けの仕方とか分からないんだけど?」
「はっきり言うと無茶苦茶ですね、奴隷制度のある世界なので獣人族の狼人族に犬、猫人族に猫とか」
狼に犬とかひでええ
「それは奴隷だからでしょ?両親が付けてるわけじゃないから」
「両親でもそんな感じでつける人多いですよ、鼻がでかいから鼻とか、あーとか」
マジか、適当にもほどがあるだろ。
じゃあ、そんな難しく考えないで、日本語でもいいか日本人顔だし、
「じゃあ、左から沙奈、由奈、美奈で」
俺がよくゲームで付ける名だ、日本人風のキャラなら、沙奈、由奈、美奈、中世風なら、サーナ、ユーナ、ミーナ、他に仁奈ニーナや里奈リーナがある。
「そのような大層なお名前を頂戴してもよろしいのでしょうか?」
大層な名前?いや普通の名前なんだが・・、
由奈が目を輝かせてる、沙奈は青くなってる、美奈は脅えてる、なんでだと思い3人を見てたら美奈が後ろの女神を気にしている。
あっそうか、女神の名前がルナだ、それとよく似た名、というより〇奈で統一している、あきらかにルナを意識して付けたと思われてもしょうがない。
やばい自ら死亡フラグ作って踏んだ。
どうなる?どう感じる?女神に姉妹レベルと取られるか、娘レベルと取られるか、ただ有名人からとって付けたよレベルか?姉妹レベルに取られるとやばい、世話係を自分と対等に見てると取られるからだ、世話係がすごいとかそれほど期待してるんだよとかに取られるわけじゃない、あきらかに女神を世話係レベルで見ているって取られる。これなら完全に死亡決定だ。娘レベルなら世話係に期待しているよ、って取ってもらえる可能性はある、ただそれでもやばい、当たり前だが自分の名を一字付ける部下ってそれ相当の部下だ、四天王とかそんなレベル、それを俺が勝手に付けた、この時点で何様だこいつだ、しかもその付けられた者が俺の世話係・・うん良くて女神>俺>四天王(世話係)、普通で俺≧女神>四天王(世話係)だって四天王が女神ではなく俺の世話するなら俺>女神になる、悪けりゃ俺>四天王(世話係+女神)と取られる、女神が過去に名前与えた本当の四天王がいればまだマシなんでけど、それでも俺が本当の四天王より自分を上位の判断してると思われるわな、つまり娘レベルと取って貰えたとしてもほぼ死亡、有名人からとって付けたよレベル、これならなんとか命は助かる・・かも、いやダメだ本人前にしてるのに勝手にしたらダメだ、許可も取らずに私の名を使うんですかになるだけ、女神様に会うことが出来ない普通の村人ならまだしも本人前にしてる時点でダメだ、軽んじてることになる。
なら、そういうつもりではなかった臭を前面に出そう。
「いや、日本人によくある名前だからこっちの世界では珍しいかも、いやなら」
「嫌なんてありえません!」被せられた。由奈!空気読め!俺の命が係ってるんだ。
「俺がゲームでよく使う名前なんだよ(女神からとったわけではないアピール)但し、純和風の名前、あっちの世界、中世風ならサーナ、ユーナ、ミーナって付けるんだ」よしこれなら完璧、女神から付けてないアピール+名前変更を提示、完璧だ。
3人がものすごく照れてる、なんでだ?今度は何が起こったんだ?答えを。
「良いんじゃないですか、では三人はサーナ、ユーナ、ミーナで」女神が少し怒りながら答えた。
「ただし、これからは私のこともルーナかルナーって呼んでください」と俺に向かっていった。
どう言うことなんだろうと思ったが素直に「分かりました」と言った、状況がつかめない以上、今は素直に従っておこう。
女神が拗ねながら「ルーナ」と小声で言った。
「分かりました、ルーナ様」と言ったら「様はいらない」と怒った。女神を呼び捨てでいいのか?と思ったがこれ以上機嫌を悪くするわけにもいかない。解らない問題は後回しに、
「分かりましたルーナ」と言ったら「分かってない・・・・」後の方は聞き取れなかった。
仕方ない、空気を変える為にこの話をやめよう。
話を変える為に「しかし3人は本当に似てますね、私では見掛けでは区別つかないです」と言ったら、
「そうね、普通の人には区別つきにくいわね」と言ってちょっと考えてみたのか?その少し後に右手の人差し指がちょっと動くと同時にちょっと光った、その瞬間彼女達の瞳の色と髪の毛の色と胸の大きさが変わった。
ユーナは瞳の色が赤に髪の色が少し赤みがかった色
ミーナは瞳が白みがかった?いや銀色?髪は完璧な銀色、艶のある銀髪、まるで光ってる様な、いやこれ本当に光ってない?夜でも遠くからでもわかりますというくらいに、そして胸すごく大きいなったA、B、C、D、E・・片手ではサイズが測れませんていうくらいに、
そしてサーナは瞳や髪に変化はない・・が胸がない胸がなくなった、どっかいったよ胸さんが、サーナがすごく青くなっている、死にそうなくらい、サーナはすぐ青くなるよね死にそうなくらい。
普通そこは服装の色変えるとか、色違いのリボン付けるとかでしょ。姿形を弄るとか考え方がおかしい。
一卵性で三つ子の髪と瞳の色が違う、胸の大きさが根本的に違うとかありえないでしょ。
しかしこれとんでもないことだぞ、一瞬で物を作るとかならまだしも、人を作って(創造)それを瞬時に作り替えるとか、まさに神。
俺の家を作った時もビビったが、作った(建築)ではなく、作った(創造)だからな、それでトイレが流れなくて、電気、ガス、水道、下水道、を考えてなかった。それでああ完璧な能力ではないんだと思ったが、
違う!
能力は完璧、但し作る女神が完璧ではないということ、だからこそ怖い、何をしでかすか分からない、怒らせるとどうなるかも分からない、触らぬ神に祟りなし、
ああ今更思い出したわ。
関わらず死んでた方がマシだったになる可能性、マジで死んだ方がマシって場合があることを考えてなかったやっちまった、今更悔いても仕方がないがそれでも最悪の事態を考えないと、