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美醜逆転建国物語  作者: 紫藤霞
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 そんな訳で国王様と謁見できる事に~。

 長くは無かったけど長かった~


「おぬしがあの漆黒龍を倒した者か。良くぞ倒してくれた。これで街への被害も減るであろう」


 やっぱりあのドラゴン、魔物の森だけじゃなくてこっちの方にも被害出していたんだ。

 二つ名持ってたしそんな雰囲気だったから倒して正解でした。


「して、おぬしの望みは領土、並びに村、町の設立であったな?」

「はい、ハーレム作りたいです」

「うむミルドレッドのギルドから話は聞いておる。構わぬ、好きにすればよい。大臣」

「はっ」


 大臣さんがこの辺り一体の地図を持ってきました。

 村や町、街といった類のものが乗っております

 で、其の村や町を中心に円が書かれてる。

 たぶんこれがこの町や村の領土で畑とか放牧をしているんだろうなぁ


「その円の外であればどこでも構わぬ。だが、御主が良いのであれば可能ならば魔物の森近くに村を作ってもらいたい」


 と、王様にお願いされてしまった。

 う~む、私一人ならそれでも良いんだけど住人がなぁ。

 たぶん、集める人達は戦えない人が殆どだろうしわざわざ危険なことをするのも。

 ぬ~


「それについては少々時間を頂いても?村を作るにあたって住人に被害が出る可能性が高いのは出来れば避けたいです」

「ふむ、其の通りだな。ならば我の言葉は忘れて構わぬ」

「いえいえ、王様の言い分も分からなくないです故。この国を守るものとしては当然かと」

「すまぬな。ふむ、もし良ければ領土は二つ渡すと言うのは同だろうか?」


 なぬ?

 ハーレム作るのに街は一つあれば十分じゃないかな?

 あ~いや、今までの美人遭遇率考えると意外と多いのかな?

 それならそうだなぁ


「納税の義務などの免除」

「構わぬ。片方の村や町を魔物の森の国境近くに置いて貰えるならこの国に対する税は全て免除しよう。我が名、フィリップ・マルク・レアドレッドの名に置いて、我が存命中は何があっても、どれ程発達しようとも税は取らぬ」


 大きく出たなぁ、この王様

 でもそれならありっちゃありか。

 ギルドメンバーを国境の村、非戦闘員をもう片方の村に配置か。

 ワープシステムでも作って行き来楽にすればありかな?

 納税の義務無しは大きいしなぁ。

 最悪、村って言う形とって私1人住むのもありか


「わかりました。それでは此処と此処の二つをお願い致します」

「すまぬな、御主の様な者を有効に活用させて貰う。呪うなら呪えば良い。この国の全ては我の一存で決めたものだからな」


 ある意味凄い事いっているよ、この王様。

 はぁ、私もこういう風に慣れればいいんだけどね

 そだ、そういえば


「一つ質問を。村、町、街、国の定義とは何になりますでしょうか?」

「人の数とそこを統治できる軍事力じゃな。おぬしの場合一騎当千所か一騎当万と言える。1人で万の敵を相手にしても勝てるであろう。故に村ではなく町、と言う扱いになるであろう」

「この周辺に国を建国したら困ります?」

「敵対しないのであればどこに国が出来ようと構わぬ。敵対するならば困るがな」


 正直さんだ~。

 この王様の心とか読んでるけど嘘とか一切無い本音でしゃべってる。

 私、あんまり敬語使ってないのに怒らないとか凄い心が広いなぁ

 ミルドレッドの王様もこうだったらよかったのに。

 ま、あっちは貴族居るから無理か


「では、町を二つほど作ってまいります」

「うむ。発展することを期待しておるぞ」



 こうして王様から褒賞を貰った訳で~す~が~


「ハーレム要員が全然足りない!」

「そうですね、確定が私。未確定でも素材を送ったお二人だけですから。二つの村、となれば最低でも20人位、必要ですね」

「やっぱり奴隷とかの方が早い?」

「早いと言えば早いですが、そもそも奴隷市に出ないかと」


 あ~う~。

 奴隷市に出てくるのは基本美人さん(この世界基準)だけだからなぁ~

 後は労働力兼子孫繁栄用の男子だけだからなぁ。


 あ、この世界地味~に男性率が低いです。

 あのときの盗賊はみんな男性でしたが基本的に1:5で男性の割合が低いのです。

 じゃぁなんで盗賊なんぞに身を染めるか?

 理由は単純、男性を囲う女性が居るから。

 この世界基準の美人でさらにお金持ちだとどうしても若い男性を囲って逆ハー作るのがミルドレッドでは普通でした。

 こっちの国ではどうか知らないけどそういう権力とお金を持っている女性は男性を求めるそうです。


 元の世界とは逆だねぇ。

 で、それに抵抗して逃げ出した人たちが盗賊になる、と。

 まぁ、わりかし可哀想と言えば可哀想だけど、人襲うなら死んでしまったほうが良いよね。

 この辺りはこの世界に来て染まった感じ。

 ま、それはそれとしてと


「取り合えず、ギルドメンバーでまずは固めよう。 町ひとつは防波堤の役割で魔物の森の近くに作らないといけないし」

「それは、その、大丈夫なのですか?」

「超、余裕です。私にとって見ればミルドレッドとかレアドレッドとかの国の人間のほうが怖いです」


 と言う感じで一週間

 あっという間に村完成~


 川から水を引いて水田作って

 畑を開拓して

 開墾して

 取り合えず大きな村長の家を作ってまず村と言い張る。

 そして今日からここに住むのは~


「こっちの美人さんがマリア。マリア、こっちの美人さん二人組みがミリアとカルアの二人だよ~」

「宜しくお願い致します。マリアです」

「私はミリアよ、宜しくマリアさん」

「マリアでいいですよ。ギルドメンバーでもありますし」

「じゃ、そう呼ばせてもらうよマリア。アタイはカルア。宜しく」


 という事で二人を口説き落としてパーティーメンバー入り。

 二人とも案の定漆黒龍の素材をつかってなかったので強引に使って漆黒龍の防具を製作。

 これで火・水・風に強くて光に弱い防具の完成~

 後追加効果で攻撃力上昇、防御力上昇、火・水・風属性攻撃無効・移動速度上昇の能力がついた。

 やべぇ、すげぇ強い。

 特に属性攻撃無効が大きい。

 これで魔法はほぼ効かなくなったっぽい。

 あの漆黒龍、意外と凄かったんだなぁ


「んで、確かアタイたちと同じブスを集めるんだっけ?」

「えぇ、ご主人様の趣味ですので」

「何と言うか、やっぱり人とずれている所があるのね」


 失敬な。

 これでも元の世界では普通の感性なんです。

 でも異世界から来たとか言っても信じてくれなかったからまぁ、趣味だということにしておく。

 あてある~?


「一番早いのはエルフだな。アタイたちと同じ体格でブスが多い」

「次点で獣人達ね。種類が豊富だけど猫族や犬族の女性なら私達みたいな人も居ないこともないはずよ」

「人間だと?」

「ミルドレッドで探すのが一番だな。結構居ただろ?」

「うん、でもハーレムにって程ではなかったなぁ~」


 難しい問題なのです。

 あ、そういえば


「確か、放浪の女達ってギルドに美人さんが居るとか聞いたけどそのあたりどうなの~?」

「放浪の女達、ですか。こちらでは聞いた事が無いですね。カルアは?」

「噂だけならって程度で良いなら。確かにアタイたちみたいなブスが多いから放浪しているとは聞いた事があるが、今どこに居るとかはわからねぇな」


 ほむ。

 ならそのギルドを探すところから始めるか。

 最悪チート魔法現実改変使えば場所なんてすぐ分かるし

 んじゃ取り合えず


「畑仕事言ってきます~。周辺の警備よろしくなのです」

「あいよ。マリア、アンタがサブリーダーでアタイとミリアの二人に指示くれ」

「私達は二人組みって言ってもソロが二人居るって感じだったからコンビネーションが不安なのよ」

「分かりました。ではミリアとカルアの訓練もかねて出かけましょうか」


 そういって美人三人とも出て行きました。

 んで私は畑作業

 えっさかほいさか

 畑作業しているとコブリンだのコボルトだのがやって来るのでぶっ飛ばしておく。

 ついでにドリアードも来るのでそっちは改変魔法で無力化して畑の作物を良く育つように無害化しておく。

 えっさかおいさか

 そしたら今度はエルフが来た。

 …なぬ?エルフ?


「す、すまない。た、助けてく、れ」


 それだけ言って、倒れちゃいました。

 あれま、美人さん。

 畑のことはドリアードに任せて家に直行。

 さぁ、何が起きているのやら

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