5
今回、美醜要素がなさ過ぎるorz
そして説明が長い。
もっと短く出来ないかなぁ
ドラゴンさん夫妻を安全な場所に避難させて戦える場所を見付ける。
比較的開けている、そんな場所。
後は此処に悪い子としている黒ドラゴンを引っ張ってきて戦えばよい。
どうやって引っ張るのか?
そこはほれ、チート魔法の現実改変がある。
そう、居ないのであれば此処に居るのだと言うことに現実を書き換えればいいだけ
そして黒ドラゴンが目の前に!
おぉ、凄い迫力~
なんだけど、全くもって怖くない。
ドラゴンさんのほうが怖かったくらい。
あれだ、いきがって入るけど中身が無い的な、そんな感じ。
たぶん強さで言えばこっちのほうが強いけど
「あれだよね、弱い犬ほどよくほえるって言う言葉。意味?弱ければ弱いほど自分が強いぞって言い張る感じだよ。そうそう、私の目の前に居るドラゴンとかそんな感じのさ」
本音で物事を言ったら滅茶苦茶怒髪天モードになった黒ドラゴン。
期せずして挑発行為になったっぽい。
挑発したつもりは無いんだけどね
ま、それにだ
「何をどうしたって、私を一歩も此処から動かせないのがその証拠だと思わない?」
クスクス、からからと嗤ってしまう
黒ドラゴンが
火球を放ち
その身体で突進し
自重で空から押しつぶそうとして
果敢にたった一人の人間に挑んでいるのに
その人間がたったの一歩として怯むことなく、押し潰れることなく、燃え尽きる事さえしない。
事、此処に居たりて黒ドラゴンは目の前に居るのが何なのかわからなくなってしまう。
人間の筈
人間の筈なのに咆哮は意味を成さなかった。
自慢の牙も通らなかった
爪も、火球も、押し潰しさえ意味を成さない
その黒ドラゴンは始めて恐怖した。
目の前の存在はもはや意味不明な存在なのだと
自らよりも強い、強すぎる存在なのだと
「まぁ、中身が無い、という点においては私も其の通りなのが問題かな?」
人間の言葉がわかる、わかってしまう恐怖。
今すぐ此処から逃げたいのに
翼を広げ空に逃げたいのに
「ふむ、危機管理能力は無いこともないのか。いや、もう意味の無い事だけど」
幾ら空を飛び空中を目指しても飛び立つ事が出来ず
空を飛ぶ事さえ出来なくなってしまった。
怖い。
唯それだけが心の中を埋め尽くす。
そして必死に逃げようとしても逃げれない事にとうとう恐慌状態に陥ってしまう
自分の身体のことさえ無視して目の前の’何か’を倒そうとする
だが
「言った筈だよ。遅いと」
黒ドラゴンの意識はその言葉を最後に、永遠に途絶えることになった
「よし、ドラゴン討伐っと」
自分で自分がどうなのか謎だけど、取り敢えず狩った。
いやぁ、暴れる暴れる。
ドラゴンの暴れる姿なんて初めてみたけど凄いものだねぇ。
ま、これで取り敢えず当座の資金とかハーレム要員沢山見付けないとな~
持って帰ろっと♪
黒ドラゴン、ゲットだぜ~♪
あ、でもレアドレッドに到着したら街が大混乱に陥りました。
なんでもこの黒ドラゴン、普通のよりもずっと凶悪で通称「漆黒龍」の異名があったとか。
ドラゴンキラーの名前はもとよりさらに二つ名ありのドラゴン討伐したことで此処でもあっという間にランクBになっちゃいました。
まぁ、お金も沢山貰ったしまぁいっか。
貴重な部位を結構集めてあの二人を探す。
案の定、少し離れた所で唖然としている二人を発見
「お姉さん達やっほ~」
「あ、あなたあれを1人で?この短時間に?」
「いぇす。あ、お姉さん達はこっちに来て。部位渡すから」
「は?あの、私達は何もしてないが」
「御近付きの印だよ~。お姉さん立ち気に入ったから。あ、名前とギルド名教えて~」
「いやいやいや。何もしてないのに貰える訳無いだろうが。な、名前?私はミリア」
「あたいはカルア。ミリアの言う通りそんな簡単にもらえる訳が」
「よっしゃ、私と闘うと言うんだね!ギルド形式にのっとっていまから模擬戦を」
「「ありがたく、頂かせて頂きます!」」
うむ、宜しいと私は伝えてから他の方々の羨ましそうな目線を無為してミリアとカルアの二人を連れておくにいく。
そうそうギルド名は無かったです。
二人組み、と言うだけでギルドとか作ってなかったそうです。
う~む、ギルド作るかなぁ。
やっぱ作っておいたほうが後々楽っぽいし
悩みどころだなぁ。
マリアに聞いてみよっと
んで、聞いてみた所
「あるならあるで便利ですが現状作るとなると応募が殺到するかと」
「あ、やっぱり?」
当たり前だけどドラゴン倒してきた直ぐ後。
しかも二つ名ドラゴンだったのを倒したばかりだからそれ相応に応募が来るか~
でもあるならある出で便利なら作った方が
「あの、たぶんギルドに応募が来ると思っていらっしゃるかもしれませんが其の予想の数倍は来ると思っていたほうが宜しいかと」
「マリアは天才か!?私の思っている事がわかるとか」
「いえ、なんとなく不穏な雰囲気がしたので」
不穏?!
ギルド作るのを考えていて不穏だったの!?
そこまで言うなら今はやめておくか~
後ドラゴン装備用の素材貰ってきたから採寸とか防具作るよ~
「あの、つかぬ事をお聞きしたいのですがフレイム様の防具は?」
「無いよ?基本的にこの姿のまま討伐に出向きます。私にとって見れば防具なんて飾りでしかないからね」
この世界の防具はゲームのように武具に能力がついている。
例えばスライムみたいな軟体生物型の魔物を素材にすれば物理攻撃に強くなったり
火に強い魔物を素材に使えば火属性の武具が作れたりと結構色々ある。
勿論今回の黒ドラゴンも同じ。
しかも通常よりもかなり強い亜種。
事、火属性に関して言えばこれよりうえは早々無いってレベルのものが作れたりする。
で、私はそれに反して防具無し、一般的な服のみ。
でも現実改変魔法があるから、この一般的な服が何よりも硬く、強く、丈夫なものになってる。
ゲーム的に言えば
火→吸収
物理攻撃→吸収
とか、そんな感じ。
この世界にある属性は5つ
火・水・風・光・闇
火は水に弱くて風に強い
水は風に弱くて火に強い
風は火に弱くて水に強い
で、光と闇は相互に作用
さらにこの二つは上の三種に対しては各々の弱点攻撃よりは弱いにしろ三種全部に強い。
と言う感じ
他にも身体が軽くなったり、攻撃が強くなったり、急所攻撃が出やすくなったりと色々ある
なんでみんな武具にギルドの人達は気を使う。
これらを完璧に理解して初めて初心者から一般的な冒険者になるのである。
これらを無視できる私はやっぱりチートだなぁと思った、黒ドラゴン戦でした