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美醜逆転建国物語  作者: 紫藤霞
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 さて、国を作るに当たって何からすべきか。

 取り敢えず衣食住が必要か。

 この街ともいったんおさらばか

 名残惜しいなぁ~


「は?い、今何と?」

「だから、この街出ます。今までお世話になりました」


 ギルドへの挨拶もして置かないといけないから挨拶周り。

 が、なんかギルドマスターに呼ばれて奥に連れて行かれてしまいました。

 あ~れ~


「単刀直入に聞く。何かわしらの方で問題があったのかの?」

「いえ、全然」

「出来ればこのままこの街にとどまってはくれないかのぉ?」

「いやぁ、この街でできないことなので」

「どうしても駄目かの」

「どうしても駄目ですね」


 ギルドマスター曰く、私に抜けられたらその穴を生める人材がいないそうです。

 私、一応Bランクですが実質的な扱いはAランク的なものだったそうです。

 だったらAランクにしてよ~、と思う人もいるかも知れないけどもこのランクには理由がある

 Aランクになるにはこの国に対してそれこそ災害級モンスターだの戦争での貢献しただのが無いと駄目、という事。

 実の所私が倒した中にはそういうのも中にはいたかも知れないけども、基本的に問答無用で倒してきたので特に気にしないでいました。


 あ、言ってませんでしたが私異世界召喚者です。

 過去に何かしらの危機があった、と言うわけではないのですが故召喚主さん曰く


「ごめんなさい、失敗したの」


 だそうです。

 でもあれです、異世界召喚特典共言えるチートもちになりました。

 なので敵なしでありんす


 だからこそ、ギルドマスターは私を他の国に行かせたくない模様


 そりゃそうだ、一国に1人居たら良いな程度の人間がいきなり去るとか言い出すんだもん。

 普通はとめる。

 とめないなら無能の証拠だしね


「ランクのことならば王に直接進言するが」

「いえ、別にランクならGで構いませんし、実は街とか国とか作ろうかと」

「ほう、それはどのような?」


 かくかくしかじか


「それは、その、醜いものを集める、と言うことですか?」


 一緒に話を聞いていた”この世界基準”の美人な秘書さんが思わず質問してしまったっぽい。

 でもまぁ、この世界的には間違ってはいない。

 駄菓子菓子。

 私的には美人です。

 モデルさんです。

 そういう人を集めるのです!


「ハーレムを作ろうと思ったんですが、ついでに自分の趣味の人だけの町とかありかなぁと」

「まぁ、確かにフレイムの実力と経験ならそれも比較的楽ではあると思うが、その良いのか?美人のハーレムではなくて」

「そこはほら、個人の趣味だから」

「趣味なのか」

「趣味だったんです」


 と言う事で国を作るならしょうがないと言うことで何度も引き止められながらこの街を後に


 するま~えに


「マ~リアさ~ん。い~ますか~?」


 この街で随一の不細工さん、Eランク(強い方の冒険者)のマリアさん。

 彼女を連れて行こうかと


 で、いたので説明。

 これこれうまうま


「是非付いていきます!使用人でも奴隷でも構いません!」

「ではお友達として付いてきてください~」


 美人さんゲットだぜ~♪

 そんな訳で二人旅の始まり始まり~

 

 がたごとがたごと。

 馬車に乗って2週間あまり立ちました。

 たまに湯浴みしてるとマリアさんがやってきて全裸見せてくれます。

 役得役得


 あ、倫理観とかも逆転していて男性と女性の倫理が逆転してます。

 なので元の世界だったら

 女性→男性との混浴は基本的にお断り

 と言うのが

 男性→女性との混浴は可能な限り駄目

 と言う風になっております。

 私は気にしないと言っているのでマリアさんが湯浴みをするときについていってその全裸を堪能します。

 すらっとした体つき、豊満な胸、くびれた腰、少し大きなお尻。

 いやぁ、しかも大切な所も見えちゃうので眼福眼福

 マリアさん的にはこちらの醜いものを見せて申し訳ないらしいです。

 ついでに私の全裸をちらちら見て女の顔を見せております。


 これ、エッチなことしても怒られないタイプ?


 とまぁ、順調に旅を続けていきます。

 国境まであと少しの所でマリアさんから自分みたいな醜い女性はそんなに数が居ないけどどうするのかと問われる。

 実際、どうしようかなぁとそこは悩んでいる感じ。

 現実改変、なんてチート能力があるから相手の体系とか意識とかその気になれば変化させることも出来る。

 出来るけどそれはなんか違う。

 自分の理想を自分で作り上げるのは同じだけどその過程が違いすぎ。

 やっぱり、自然に居る美女を集めたいよね

 そんなことをマリアさんに言う。

 そいえばハーレム上等所かハーレムつくりに行くけど良いの?


「私は構いませんよ? 私のような醜い女性を好きだといってくれるのは貴方だけです。幸せ、と言うのを経験させてもらったのも貴方だけです。ですから他の同じ境遇の人たちにもこの幸せを感じて欲しいですから」


 女神や、女神が居るんや~

 マリアさんって本当に良い女性だなぁ。


 とか思っていたんだけどそこで邪魔が入る。

 も~、どこのどなた?良い所だったのに~


「おう、綺麗な坊主、此処を通りたければ有り金全部置いていきな」


 とうぞく が たちはだかった!

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