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美醜逆転建国物語  作者: 紫藤霞
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 今回の襲撃。

 数で言えば炎狼;氷狼;風狼の割合が2:2:1、と言う具合。

 風狼は風を操れることで弓矢などの飛び道具が聞かないため基本近接戦闘を強いられる。

 接近戦と言うことであればこっちのもの、という事でエルフの長老に許可貰って独自に風狼とやりあうことになった。

 防具にはひびが入っているがそれでもエルフ族の防具より圧倒的に防御力、防御性能が高い。

 故に風狼の方を任されて大丈夫と思い5人に任せる

 敵の数は20ちょい。

 大してこっちは破損しているとは言え漆黒龍の防具もちがマリア、カルア、ミリアの3、指揮官ルシェ1、弓矢兼魔法使いアルシェ1と言う具合。

 アルシェがちと使い物にならない感じだけど魔法使えるから火で燃やしてもらう。

 後はルシェの指揮で近接組みを動かせばどうにかなると思う。


 そして実際どうにかなった。

 ルシェが三人に風狼との乱戦指示出して、ルシェ自身が遊撃、アルシェは乱戦から飛び出た風狼に魔法を使うように指示を出していたらしくこれが予想以上に機能した。

 やっぱり指揮官って必要なんだねぇ。

 他の方を見れば男集が戦ってる炎狼は互角、ルシェ、アルシェの抜けたエルフィンメンバーの対抗している氷狼はこっちがちと不利と言う状況か。

 少し無茶する形になるけど援護に行くべきか


「ルシェ、エルフェンのメンバーが苦戦してるからこのメンバー連れて援護に行って。横合いから叩けば崩れるっぽい」

「わかりました。皆さん、もう一仕事です!」


 エルフィンギルドが請け負っているのは獰猛な炎狼。

 氷狼、風狼よりも攻撃的でその炎で獲物を焼き尽くす。

 とは言えこっちの前衛は漆黒龍の鎧持ち。

 唯でさえドラゴン産の防具は火に強いのにそれの亜種でさらに上を行く。

 炎を浴びればそれが力となって体力を回復させてくれると言うわけである。

 そうなればマリア達に敵は無い。

 槍、剣、大剣で突き、切り裂く。

 私が手出ししなくても問題が無い。

 氷狼はエルフ族総出で対応しているので全く問題は無い。

 どうにかこれで終わった。

 はふぅ。

 やっぱり、1人の時よりも仲間が居る方が怖いと言うのは何と言うかかんというか

 苦笑いしながら皆にお疲れと言う。


 三属性狼による襲撃はこうしてあっけなく幕を閉じる。

 ついでにモンスターを倒した証明がエルフの村長から貰えてギルドとしての仕事として扱うことになった。

 報奨金も貰ったし、ただでさえお金あるしさて何に使おうか?

 そんなことを考えながらエルフの美人さんであるルシェ、アルシェの二人を連れて館に戻ることになった。


 で、まぁエルフ族に超短期間で往復した上三属性狼の討伐成功を見てまたも驚かれてしまう。

 そんで今まで新たにギルドを作ったことを説明して、ギルドランクを最初からDランクで発行してもらった。

 本来ならGランクからなのだが私がBランク、漆黒龍殺ドラゴンキラー、さらに先の三属性狼による里の防衛・討伐などで最初からランクが上がった状態で貰うことになりました。



 無論、ギルドを作ったので加入者殺到しましたが条件をつけました。

 1・男性は私より強いこと

 2・女性はギルドメンバーと同じスタイル、容姿を持っていること


 の2点。

 いやはや皆さんあきらめましたよ。

 基本的に私のハーレムギルドだと言うことを思ったらしいのでそれはそれでいいかと思いつつ村に戻って作戦会議。

 エルフ族で得た二人が居てなおまだこの村を防衛するには数が足りない。

 あ、もう一つの村については既に機能してます。

 それについては後程。

 兎も角こっちの村がどうにかならないことには話にならない。

 やっぱり此処は


「放浪の女達ってギルドを探そう。で合併しよう。それが一番早いさね」

「それはそうですが、今何処に居るのかさえわからない状況ですがどうなさるおつもりで?」

「少し1人で探しに出かける。その間皆はレアドレッドで適当な依頼受けておいて。ルシェ、このギルドの副マスターに任命するから必要があればギルドマスター権限使っていいよ」

「わ、私ですか?!」

「先の戦闘でやっぱりマリアとかミリア、カルアには作戦指揮は難しい事がわかったからね。新人だからと言って拒否は許さぬぞ~。それとマリア、君がハーレムメンバー筆頭だからそっちの方面では宜しく」

「任されました。さ、ルシェも副ギルドマスターは大変かと思いますが頑張っていきましょう」

「は、はい、が、頑張ります」


 取り合えずレアドレッドの近くであれば問題は無いだろう。

 あまり危険な任務もルシェなら選ばないと思うし、


 問題は私だなぁ。

 どうやって放浪の女達を探すものか。

 人間だと言うことしかわからないからチート魔法でも探しようが無い。

 チート魔法なのにチートできないとはこれいかに?

 ま、人生そんなものか。

 ミルドレッドに戻って情報収集しよう。

 っと、その前にもう一つの村に顔出しておこっと

 安全な場所に作らせて貰った村。

 村の名前は「アルクセス村」

 別名、(この世界基準の)不細工たちの集まる町、である。


「と言う訳で、やっほ~。カナリアさん、元気です?」

「フレイム様!」


 そういって駆け寄って抱きついてくるのはこのアルクセス村の村長、次期町長のカナリアさん。

 ミルドレッドに居たときにギルドの仕事でお世話になった人です。

 実はこの村の住人の7割はミルドレッド王国からの移民。

 特に私が依頼を受けていた人たちが集まっている。

 この国の文字を教えて村を任せたらどんどん人が集まってきてもう直ぐ町判定になります。

 すごいね!


「現状はどんな感じ?」

「漸く作物の売買が軌道に乗りました。この調子であれば他の村や町と違い過不足なく常に一定の量を出荷できます」


 この村でやってることは簡単なこと。

 元の世界では基本的に連作で土を悪くする。

 だから輪作と言う手段を教えた。

 これによって土が原因の土壌病害による連作障害にならないことを教えた。

 あと少ししたらこの事が知れ渡るだろう

 けどもどういう理屈なのかわかったとしても何を植えればいいのかまではわからない筈。

 なんで見様見真似でこぎ付けるのにそれなりの年数が掛かると見積もる。

 その間に色んな流通を作っておけばいいからそれで何とかしよう

 ついでに言うとこの村の気候は常に一定。

 この世界自体に四季というのが存在しないらしく一年中同じ様な気候なんで輪作にはもってこいだったりする


 そんな訳で、こっちの村は優秀な人たちのおかげで問題なく繁栄しているのであった。

 ついでにエッチもさせてくれるらしいので今度マリアに聞いてどういう順番ですればいいのか教えてもらおう。

 そんな事を思った、私でした、まる

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