表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
37/75

BOT大杉

「小龍くんのこと、どうするんですか?」天使が言う。

 わが常宿、「ローゼンゴード」にてイングリッド、オレ、ひとみんの三者会談が始まった。

「どうするもこうするも……、微妙なトコロだよなぁ」

 ひとみんは悩んでいる。

「そうなんですか? なんか、強制脱退させればいいだけのような気がしますけど」

 イングリッドさんは不思議そうに答える。

「なんか、今回の一件、ネット界隈で話題になってるらしくってさ。プレイヤー有志によるBOT駆除が、運営に阻害されたとか何とかで」

 うわー……。正直めんどくさそうな話だな……。

「うむー。まぁ、未来から来たオレたちにとっちゃ、ありがちな話だけどな。正直、どっちの言い分もわかるし。でも……」

 このMMO黎明期じゃ大問題、ってことか。

 運営=悪、みたいな図式って簡単につくからなー。そもそも、運営がすばらしい!ってMMOなんて存在しない気がするし。構造的に。

「文句が言えるのはプレイヤーからだけだからなぁ。運営様も大変なこった。しかもネットリテラシーもクソもないんだろうし。この時代じゃ」

 ネットの情報はうのみにするな、っていう。

「ま、この時代の運営が善だなんて、未来人的に見ても言えないんだけどなw BOT大杉なのは事実なんだし」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ