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俺たち、付き合っちゃおうか?

 いや、だからどうって……。どうもこうもないよ。そもそも天使って女子じゃないらしいから。ネカマみたいなもんだって。

 あ、そういえばひとみんもネカマなんだっけ。

「うっ……」

 ? 

 ひとみんが押し黙る。

 俺、何か悪い事言ったか?

「あーそれ……な。みんなには、ナイショだぞ」

 なんだなんだ?

「オレは正真正銘、女の子だよ。ネカマってのは、うそ」

 はぁ?

「だって、いろいろめんどうくさいでしょ! 対人ギルマスが女子だなんてしれたら、それこそギルド内で血肉を争う大修羅場大会になることうけあいだし」

 ああ……、それ分かる。みんなリアル年齢若いし、女子に免疫ないしな。

「そもそも、生身の俺たちがプレイヤーと付き合うなんて、無理だろ」

 ううむ。

 少し、シェバのことが頭をよぎる。

 なんか、せつないな、ひとみん。

「ん、別にせつなくないよ。俺にはノブナガが居るし」

 そうなのか。

「そうだよ。お前が居なかったらと思うと、ぞっとする」

 ふむ。うーむ、よく分からんが……。

「あ、もしノブナガがいいんだったら……、お、おっ、お」

 ???

「お、俺たち、付き合っちゃおうか、なーんて」

 え? な、なんでそうなるんだよ……。

「ちょうどいいじゃない。何だか俺たち、アダムとイブみたいだし?」

 ひとみんが柄にもなく、かわいらしく小首をかしげて答える。

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