表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/75

ひとみんを泣かせる勇者

 おっ、おいいいいい、やめろっ!

 天使イングリッドがドロンといきなり人間サイズになって目の前に爆誕した!? だからやめろってそれ以上脱ぐな!

「……ぶーぶー。なんで顔を背けるんですか。けっこうなナイスバデーですよ。ほれほれ」

 ば、バカ! 女の子が軽々しく人前で肌を見せるモンじゃありません!

「勇者様って、意外と古風なんですね」

 ……古風っていうか、未来から来たんだけどな。

「おーい、ノブナガー、どっか狩りに行こうぜぇー」

 その時、歴史が動いた。

 俺と同じ未来人のヒトミ、通称ひとみんが、ノックも無しに俺の部屋に入ってきたのだ。

 そして彼女が見たものは、受肉して半裸になったイングリッドさんと一緒に居る、俺の姿。

「あ……、お取り込み中だったな。ごめんな!」

 お、おいひとみん、誤解だって!

「勇者様ちょっとまって。ここは二階ですけど」

 うるさいよ!

「うわーん」ひとみんが泣きながら去っていく。

「泣かせてしまいましたね……」

 ううっ。なんだか自己嫌悪……。

 ……どうでもいいけど、イングリッドさん、元の姿に戻ってくれる……?

「あ、こりゃしつれい」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ