王子様?
あーまた笑顔に見惚れてしまった
だって仕方ないよね⁉︎
こんなイケメンなんだよ?
笑顔が眩しいんだよ?
どんな人でも見惚れちゃうよ
「…ず、鈴‼︎‼︎」
「へ?」
「話聞いてなかったでしょう?」
いつのまにか郁弥くんだっけ?が隣に座っていて目の前のテーブルの上に鍵がおいてある
「もう仕方ないな〜
郁弥くんごめんなさいね
もう一度話すわね」
そういうとお母さんは明日から住む家について話だした
場所は二丁目のマンションの最上階
学校から直接あっちに行くことだっけ?
あー本当に住むんだなぁ
説明されたらなんだか実家してきた
知らない人と一緒に住むなんてやだなぁ
「鈴浮かない顔してるわね
あっ心配しなくていいわよ
寝室は一緒だ・か・ら♡」
「そうゆうことじゃ…
はぁぁぁ‼︎‼︎‼︎⁇⁇
寝室一緒⁉︎え⁉︎
やだよ‼︎絶対にやだよ‼︎」
知らない人と一緒に住むだけでも抵抗あるのに一緒に寝るとかありえないんだけど‼︎‼︎‼︎
絶対無理‼︎無理‼︎無理‼︎無理‼︎
この人なんか言ってくれないかな?
訴えるように隣の人を見ていると目があいため息をつかれた
「由美さん」
「郁弥くんなーに?」
なんか言ってくれるのかい?
てか、由美さんってお母さん名前で呼ばせてるんだ…
「さすがに最初は一緒じゃないほうがいいと思います
鈴さんも嫌でしょうし、慣れてから一緒にしたほうがお互いいいと思います」
よくぞ言ってくれた‼︎
この人めっちゃいい人だわ〜
「うーん…そうね〜
郁弥くんがそうゆうなら分けましょうかね〜
一緒にしたくなったらすぐに言ってね」
「はい、ありがとうございます」
おー言い出したら聞かないお母さんをこんな簡単に従わせるなんて‼︎‼︎
「あっそうだ‼︎
鈴さんと二人で話してもいいですか?
鈴さん僕のこと覚えてないみたいなんで」
「えっそうなの?
じゃあ、邪魔者は消えましょうかね」
覚えてない?
こんな人に会った覚えはない
絶対に初対面だよな?
こんなイケメン一回見れば絶対に忘れないよ
「鈴さん?」
「あっはい」
お母さんとお父さんは出ていったみたい
「すーちゃんって言えば俺のこと思い出す?」
すーちゃん…
あっ思いだした
昔住んでた家の隣にいた子に呼ばれていたあだ名だ
確かその子はいくちゃんだったかな?
「いっいくちゃん?」
「思いだしたのか
昔からお前はとろいんだよ」
あっあれ?
なんかキャラ変わってない?
そういえばさっき自分のこ俺って言ってたよね?
こっちが本性?
まっまじですか⁉︎