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T字路交差点

T字路交差点5

前回のその後を書いてみました。


 あの日、世界は崩壊した、何一つ残すことなく。

 あたしが創造主を消したから、望みを叶える為に。

 この世界に、残ることを許された唯一の存在、それがあたし。

 あいつは何も残せなかったはず、でもあたしの中では、ひとつの言霊がずっと響き渡るの。

「T字路交差点」

 あいつは本当にバカ、自分があたしに与えた力を忘れて、世界を守ろうとしたんだから。

 でもね、あたし、すごく後悔してる。

 この世界は、あいつがいて初めて成り立っている、それがわかった。

 色もなく、形もない、平らで真っ白な世界。

 それに色をつけて、形を作って、匂いや感覚、そして人々や動物――

 あいつは全部作ってた、ううん、作ろうとしてた。

 でも、あたしにそんな力なんてない、だってあいつが与えた力はたった一つだもん。

 破壊する力、それだけ。

 あたしは、ずっとこのまま過ごすしかないの?

 この何も存在しないこの世界で、何も変わることなく、何かを生み出すことなく、そして何も壊せないのに?

 答えが返ってくるわけないよね、あたししかいないんだもん。

 あたしは、自由が欲しかっただけなのに……

 ねぇ、あんた、この世界壊してよ。

 今すぐ壊して、あたしを戻して! あんたが望んだ世界にあたしを戻してよ!

 あたし変われないの、創造する力がないから変われないんだってば……

 もうヤダ、誰か何とかしてよ、薄っぺらな存在はイヤ!

 もっとあたしを……あたしらしく……してよ……

 そうじゃないと……あたし自身を破壊するしかなくなっちゃう……


 『ラミア・カイラート』この世界の唯一の存在。

 世界に取り残されたひとりの少女に過ぎなかった。

ラミアの存在を掘り下げようとしたら、作品に矛盾が生まれたのでこうなりました。

だって作者いないしね(笑

そして、作者の中ではこの作品にとって必要不可欠の愛娘の誕生です

どう転ぶかは不明ですがね。

読んでいただいてありがとうございました。

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