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フレイム・ウォーカー  作者: エスパー
魔女の森編
16/122

序章 What’s your name?

と言う訳で魔女の森編スタートです。ではここであらすじ紹介。


 ミレーナが向かったとされる湖上都市『紺碧の泉アジュール・ファウンテン』を目指していたディーンとリネは、『魔女伝説』なる言い伝えが残る広大な森林地帯、『ゴルムダル大森林』に辿り着いた。そこで二人は、風を操る『魔術師』と遭遇し、同時に不可解な事件に巻き込まれていく。

 森林地帯という不慣れな場所で戦う事を余儀なくされるディーン。果たして二人は、無事に森林地帯を抜ける事が出来るのか?


 草木が鬱葱と生い茂る森林地帯。遠くからは、野鳥のものらしき鳴き声が響いてくる。

 道なき道を走り抜ける度、足許から聞こえるのは、草を踏み付ける音。立ち止まる暇もなく走り続ける俺のすぐ横を、その時、一陣の風が通り過ぎた。

 ただの風じゃない。心地良い風でもない。

 突風と呼ぶべき鋭いその風は、自らの行く手を阻む木々を、次々に切断していく。

 これは自然現象として生まれた鎌鼬(かまいたち)じゃない。そこにあるのは、人を殺すための力、『魔術』だ。

 俺に向けられた殺意の一撃は、辺り一面の草や木を根こそぎ削り取っていく。

 隠れる事は、恐らく無意味だろう。なぜなら俺の髪は、炎のような紅い色をしている。普段でもかなり目立つこの髪は、周囲に緑が多い森の中では、余計に目立ってしまう。

 と、その景色の中に、俺は一人の少女の姿を見つけた。

 殺傷するための風を生み出し、敵愾心を向けてくるその少女の正体を、俺はよく知っている。

 彼女は俺と同じで、『魔術』を操る者。

 人は俺達のような存在を、総じてこう呼ぶ。

『魔術師』、と。

「お前、一体何者だ?」

 少女の正体を理解した上で、それでも俺は問い掛けた。俺が知りたいと思った部分はそこじゃない。

「あんたこそ、どこの誰よ?」

 少女は怪訝な顔付きで、静かに問い返してくる。

 俺達の出会いは、そんな会話から始まった。

始まりましたが例の如く、まだ全然どういう展開にするかとか決めてません(汗)

なので更新が遅れるかも知れませんが、最後まで読んで頂けるとこれ幸いです。

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