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その赫眼、最恐につき  作者: 語彙力皆無マン
第1章 【龍神村の忌み子】
7/12

第七話   『影』

 

 目が覚めたのは、深夜のことだ。


 最初は夢かと思った。


 遠くで何かが倒れるような、鈍い音。

 続いて、引きずるような気配。

 それが夢ではないと気づいた時、私はすでに起き上がっていた。


 扉に手をかける。

 施錠されている。

 夜は必ずそうなる。

 外から鉄の錠が下ろされ、私はこの部屋から出られない。


 扉を叩こうとして、やめた。

 宵はこの時間、別の部屋で休んでいるはずで、叩いたところで騒ぎになるだけかもしれない。


 格子窓へ近づく。


 夜風が頬を撫でた。

 月は雲に半分隠れ、外はぼんやりとした明るさしかない。

 目を凝らして庭を見渡した。

 最初は、何も見えない。


 動く影があった。


 屋敷の方から人影が出てきたんだ。

 黒い装束に身を包み、月明かりではよく見えないが、顔に何か黒い面のようなものをつけているように見えた。

 足音一つ立てず庭を横切り、門へと向かっていく。


 男は振り返らない。

 門を抜け、闇の中へと消えていく。


(嫌な予感がする……)


 私はしばらく格子に手を当てたまま、動けずにいた。

 心臓が速く打っている。

 あの男は何者だ。

 この屋敷に何の用があった。

 そして、あの音は。


 答えは出ない。

 夜風だけが、変わらず格子をすり抜けてきた。


 その夜はもう眠れなかった。


ここまで読んでくださり、圧倒的感謝です…!本当にありがとうございます!

面白かった、ここがツッコミどころだ等々、皆様からの感想をドシドシお待ちしております!


ちなみに名前の通り『語彙力皆無マン』がお送りしておりますので、語彙力の無さはデフォルト仕様です。どうかご容赦くださいませ…!次話も頑張ります!

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