第九十七話 圧倒的な敵
目の前に現れたのは二体の鬼であった。物凄い神通力を放ち、さらに禍々しさすら感じる。私らからしたら手も足も出ないということはなんとなく感じられる...
大男の鬼とその隣に居るのは少し小柄の鬼であった。というか、隣にいる鬼が明らかに3m~4mくらいの巨体で、隣にいる鬼は千尋よりも少し背が高いくらいであった。
何よりも不気味なのはあっちの大男の鬼ではなくて、もう一体の方の鬼であった。菅笠をかぶり、さらに簾というかなんだろう...呪符のようなもので顔が覆い隠されているのであった...
私たちは恐ろしくなり、急いで千尋の後ろまで隠れた。もちろん千尋もビクビクしているが私たちを守る為に退こうとしない。
「なんでお前ら鬼がここに来れるんだよ…ここは城壁の内側だぞ!?大神様が暮らす場所で上空には不可侵の結界も貼られているのになんで!?」
すると、菅傘を被った不気味な鬼は答える。
「盛者必衰の理をあらわす...まさにこのことだ。お前らが絶対だと思っていた大神も歳を取って落ちぶれたに過ぎない。不可侵の結界だとかなんだとかぬかしていたが、なんとも嗤える」
大神様って父神様と母神様のことでしょ...普通の鬼なら名前を聞いただけで震え上がるほどなのにこの鬼ときたら一体...もしかしてテロリストか何かなのか...
すると、二体の鬼がゆっくりと私たちの元まで向かってきた。
「どうする、律?こいつらじゃ腹の足しにもなんねぇけど、殺していくか?」
「好きにしろ、逗子」
「はいよ!そんじゃ悪りぃな!神どもよ!お前らは新世界の薪となって燃えてもらうか」
そう言って、大男からものすごい量の神通力の起こりがあった。
「炎式・火炎放射の術!!」
ボワァァァァーーーーーーーー!!!!!
すると鬼は胸が膨れるほどたくさんの空気を吸い込んで、一気に口から業火を放出した。
火炎放射を食らう瞬間に、千尋が得意な術を使って私たち全員を半透明の膜のようなもので包み込んでくれた。しかし、それがあっても私たち全員は体中に火傷を負うほど...いや、もし千尋の術がなかったり、遅れてもろに食らってたらすぐにあの世行きになっていたかもしれなかった...
シュワァァァ~~~~~!!
「ハア...!ハア...!ハア...!あっちぃ...!!」
(こんな物凄い炎...俺の術でも塞ぎきれねぇ...次またされたら全員は助けられねぇし、今ので俺は限界だ...)
どうやら千尋は今ので限界だったらしく、千尋が一番ダメージを負ってその場に倒れ込んでしまった。
バタッ...
「すまねぇ、祷...もう動けねぇ...」
「千尋!?しっかりして!!」
私は意識を失った千尋を抱きかかえる。私たちは突如として現れてこの二体の強力な鬼にどうされてしまうのだろうか...果たして私たちの運命は...
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