第九十六話 鬼の襲来
母主様視点
「ハア!!ハア!!ハア!!」
何で私がこんな目に!!クッソ!!これなら男の警備でも雇っておけばよかった!!せっかく私の女だけの楽園を作ろうと思ったのに!!
私が自分の異変に気がついたのは小さい時!女の友達と遊んでいる時に妙に興奮してきて、気がついたら手を出してしまっていたこと!
あれ以降、私は変な者扱いされる様になって行ったのと、ドンドンと自分自身の性の嗜好が確立されていった。私は女が好き、特に若くて体つきが綺麗な子!
良い女を抱く為に毎日門番の男と接待してやっとの思いでお城の中へ入ったって言うのに…!そこから私はとある花魁で下積みもしたのよ...抱きたくもない男…さらに私の性の嗜好に真っ向から反対する男!
我慢して我慢してやっと今、好きな可愛い子を集めて毎日遊んでられるっていう地位があるのに!!まさか私が下積み時代を過ごしたあの花魁の出来損ないに殺されようとしているとは…!!
そして、千尋はとうとう私に追いついたのであった。私は恐怖でその場に腰を落とし地面の雑草を抜いて、千尋に投げつけて抵抗した。
「ハァーーー!ハァーーー!来るな!来るなよ!分かったよ!私が悪かったよ!だから殺さないでおくれ!みんなも悪かったよ!もうあんなことしないから!ねぇ、許して!!」
私は必死になって祷たちに彼を止めてほしいとお願いするが、子どもたちはただ下を向いて何もしなかった。着ている服も...食べ物も...それにお前たちのあこがれていた城下町での生活をも提供してやったというのに!!
私はどうしようもないほどの怒りが込みあがって来た。
「クッソーー!!この裏切り者どもーー!!」
そして、千尋が私に今度こそ斬りかかろうとした瞬間、空から何かが降ってきたのであった。
ドォォォッッシーーーーーーン!!!!
千尋は咄嗟の判断でそれを回避できたが、私はその場から離れずにベチョリと音が聞こえて、潰されてしまっていた。
「な…何だコイツは…」
千尋は抉れた地面を除くと中で何かが動いていた。そして、慌ててその場所から離れる。
「みんな下がってて!この穴の中に何かいる!」
みんな固まって一体何が現れるんだと思って待っていると、そこから現れたのは…
「ハア…よっこいしょ〜〜!ん?なんか潰したか?まあ良いけど」
「相変わらずお前は着地するのが下手くそな奴だな」
中から現れたのはなんと…
「鬼…!?なんでここに鬼が…ここは大神様(父神様、母神様)の住む城の城下町だぞ!!??」
巨大の鬼と普通の姿の二体の鬼がまさか、この神聖な城下町に現れたのであった。
「お願い祷...たす...けて...」
頭だけになった私は最後の最後に一番のお気に入りの祷に助けを求めるが無視されてしまい冥界送りとなってしまった。
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