第九十話 隠し事
食事も終わり今日のデートはもう終わろうとしていた。そして、私と千尋はあの木の下まで行ってそこで私の秘密を打ち明けることにした。
私と千尋はそこの木の下に、木を跨ぐようにして座った。そして、互いに手を握りしめ合う…
「あのさ千尋、これずっと黙ってよおって思ってたんだけど隠すのもあれだからいうことにするよ」
「おう!絶対大丈夫だからなんでも言って」
私は周りをキョロキョロと確認した。なんだか誰からか見られている気がしたからである…まあでも、私が少し過剰すぎるのかもしれない。
「隠してたわけじゃない…っていうと嘘になるんだけど、私ね…実は…」
「人間なんだよね…」
私は千尋以外の誰にも聞かせないために彼の耳元で、まるで耳を舐めるかのように小さく呟いた。
私は目の前に流れる川しか見れなくなり、横にいる千尋の顔を見ることができなかった。
すると、千尋は私の手を強く握りしめて顔をこっちに向けさせる。
ギュギュッ…!!
「なんだ!言いたいことがあるって言ったから何かとんでもないことかと思ったらそんなことかよ!」
そして、さっきまでなんだか誰かに見られていたかのような視線を感じていたが今はもうそれを感じなくなったので私は抑えていた感情を露わにして彼に伝えた。
「えぇ…!?私、人間なんだよ!?完璧な神様なんかじゃなくて神様もどきなのに?あなたみたいな貴族に少しだけ神様の私なんかが…」
「あぁ!俺そんなこと気にしねぇよ!お前の生まれがどうだって、祷は祷であることに変わりはねえ!」
そして私は溢れ出てくる涙をグッと堪えて再び彼と接吻をした。もしこれで別れてしまったらどうしようとばかり思っていて、一気に緊張の糸が切れたのであった。
私は服のポケットに入れて持って来た香水を手に取って千尋にも見せてあげるのであった。
「ありがとう千尋…私この香水をつけてないと、人間の臭いが隠せなくなっちゃうんだよね…今日わざと香水弱くかけて来たの。深夜には消えるようにって…私、臭いかしら?」
すると千尋は首元や脇、胸に顔を近づけて臭いをクンクンする。なんだか少し照れるし、くすぐったい…でも嫌な感じはしないかな…
「確かに…少し臭うな…これが人間の臭いなのか…」
「そうでしょ、臭いでしょ?でも、私のことを嫌いになっちゃったりする?」
「な訳ねーだろ!!ていうか、お前のこの臭い俺は結構好きだぞ。なんだか、お前って一瞬でわかるわ」
「ありがとう…そう言ってくれると嬉しいよ」
そして、千尋はだんだんと真剣な顔に戻り、空を見上げて言った。
「じゃあさ、俺も言おうか言わないか迷ってたんだけど言ってもいいかな?」
「うん…私も千尋の全てを受け入れるよ!」
そう私がいうと、千尋は口を開いて話し出した。
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