第八十三話 その時の円香は
一方その頃、私のことを心配していた円香は帰って来た先輩らに相談するのであった。
バタバタバタバタ〜〜
夜勤明けの泉奈さんたちが帰って来たので、円香は話しかけてみることにした。
「あのー、ちょと話聞いても良いですか?」
「おー、いいよ!そう言えば祷は?いっつも一緒にいるイメージだったけど」
「実はその祷のことについてなんですけど…なんだか今日の朝から体調が悪いみたいで。何かあったのかなーって、思ったので一応…」
すると、泉奈さんたちは互いに少し話し合ってから再び円香に聞き返した。
「ねえ、昨日何か変わったことあった?」
「うーーん…何か変わったこと…」
「なんか、行事とか何かあった?」
すると、円香はつい思い出したかのようになって話し出した。
「大きな行事って言えば、昨日真夜中まで宴があったんですよ」
「まあでも私、すぐに寝ちゃったのであまり覚えてないんですけど…まさかその間に一体何かあったんですかね?」
すると、彼女らは少しザワザワとなって再び円香に聞き返した。今度は少し口調が強くなっていて、感情がかなりこもっているのを感じたのであった。
「起きてた時の祷はどうだったの!?」
「起きてた時…いや何も。朝起きてからなんか少し様子が変でした。寒いのにお風呂行って体を洗いたいとか…ご飯食べなかったりとか…俯いてて…」
すると、彼女らは祷の身に何があったのかを確信したのであった。そして、普段は優しい泉奈さんは母主様に対しての怒りが爆発したのであった。
「ふざけんなっ!!」
「ヒェッ!ごめんなさい!」
円香はまるで自分が怒られているみたいで、思わず謝ってしまったが彼女は決して円香に怒ってなんかない。
「あのババア、祷にまで手を出したのか!?」
すると、それを聞いた円香は何が私の身に起こったのか薄々理解でき出したようだ。
円香は自分が昨日眠っている間に、私が悍ましいことをされていたことを想像して気分を害しているのであった。
「でも、あのババアならやりかねない。あの鬼畜、まだ性のことなんて何も知らない小さい子にさえ手を出してんだ」
「私ならまだともかく、祷なんて絶対に心を病んでしまうはずだ…困ったねこれは」
そして、泉奈さんは自分にされたことと恐らく私にされたであろうことを全て円香に喋った。
そうすれば、円香は傷ついた私に対しての接し方を間違えたりすることがなくなると思ったからである。
泉奈さんから全てを教えてもらった円香は自分が眠ってしまったせいだと、自分自身を責めて泣いてしまった。彼女は円香の背中を摩り、慰める。
そして円香は涙を拭いて立ち上がった。
「私!祷のことを探して来ます!!もうこれ以上辛い思いはさせたくありません!」
そう言って円香は私のことを探しにここを飛び出したのであった。
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