第八十一話 これからどうしよう
モグモグモグ〜〜
円香は美味しそうに朝ごはんを食べている。一方私は今も心臓がバクバクいってそれどころではなかった。
「ハア〜〜〜…」
ご飯を一口食べるごとにため息が出てくる。本当は円香の前でこんなに弱いところ見せたくなんてなかったんだけど…
「祷?元気なさそうだけど大丈夫かい?」
「うん。大丈夫だよ。昨日食べすぎちゃって食欲がないだけなんだ」
「じゃあ私、祷の分も貰ってもいい?」
「いいよ。たくさんお食べ」
私は自分の皿に乗った食べ物を円香の皿まで移した。
「じゃあね、円香」
私はそういって席を立とうとすると、心配した円香が口の中に食べ物をリスのように詰め込んだ状態で聞いてきた。
「どこか行くの、祷?モグモグモグ」
「うーん、まー…お仕事かなっ」
私は円香を安心させたいが故に不自然なくらい強張った笑顔を作り出して、円香の元から離れた。
今はもう誰もいない場所に行って私だけ一柱になりたかった。そして、そこで泣き叫びたかった。さらに、もうこんな思いは忘れてしまいたかった。
しばらく歩いていると河川敷に到着した。私は一本の木下に腰掛けてボーッと川の流れを見て心を癒してみようとするのであったが…
川の流れとは違い、私の思いはいつまで経っても頭の中を駆け巡って外へと流れていかなかった。
あの時と同じだ…私が人間界にいた時みたいに…あの時はもうこれ以上の人生の絶望なんてないと思ってたのに…
今はそれ以上に苦しい状態かもしれない…なんで生きるだけなのにこんなに辛い思いをしなきゃいけないのよ…
私は一柱木下で啜り泣いた。川を見たって何もかわならない。ただ苦しいだけであった。
このまま実家に帰ろうかな…いやでも円香、それに先輩のことも…それに、もし実家に帰ってこのことがバレたらお母さんはきっと自分のことを恨んでしまう…
本当にどうしよう…私はなす術もなくその場にずっと蹲っていた。すると、誰かが私に近寄ってきて背中をトントンと軽く叩くのであった。
そして、涙を拭いて後ろを振り返ってみるとそこに立っていたのはどこかで見たことがあるような方であった。
一方その頃、私のことを心配に思った円香はお仕事から帰って来た泉奈さんたちに相談していたのであった。
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