第七十八話 誘い
グーー…!グーー…!
円香は鼻風船を出してその場に眠り込んでしまった。私は涙を拭き、円香の体をさするが…
ポンポン!
「ねぇ円香起きて、起きて…」
目覚める気配がないのでこのままそっとしてあげることにしたのである。
「じゃあこのおっきい豚の丸煮は私が全部食べちゃうからね〜〜!」
そう言って私は円香を抱き抱えながら、おっきなお肉にかぶりついた。すっごい美味しい…!!
「むにゃむにゃ…ラーメン…骨付き肉…むにゃむにゃ」
円香ったら夢の中でも食べること考えててやっぱり変わってないなあ…
それにしても、さっきの子たちあんなに小さいのにみんなにお酒注いでて偉いわね〜。そういえば私もお正月に親戚が集まった時にあんな感じで、親戚の方にお酒を注いで回ってたっけ…
そう言えばなんか見たことあると思ったらあの子たち母主様と一緒に宴の準備もしてくれてた気がするなぁ。私も手伝えばよかったかな〜〜。
そして楽しかった宴は終了し、みんなが片付けやら何やらをしだすのであった。泉奈さんたちはどっか行っちゃってるみたいだし、肝心の円香は眠っちゃってるしで話す相手がいなかったのは少し寂しかったけど…
焚き火の火も消えちゃったしこのまま円香を外で眠らせてても風邪引くなあ…そう思った私は熟睡をかましている円香を担いで寝室まで連れて行った。
「よっこいしょ!」
私は円香をベットまで連れて行ってちゃんと寒くならないように布団もかけてあげた。
「よし!」
じゃあ私も何かお手伝いしに行こう!そう思って、寝室から駆け出すとそこでバッタリと母主様と出会った。
「あっ、母主様…!今、円香を寝かしつけてから私も片付けをしようかなーって…別にサボろうとしてたわけじゃ…」
私はそう説明しようとするが、母主様はそんなこと気にも留めてなかった。
「ふふふ。良いのよ良いのよ!宴のお片付けなんかよりも、祷にはもっと大事なことがあるんだから」
そう言って、彼女は私の手をギュッと握りしめてどこかへと連れて行くのであった。
「どこへ?まだ片付けが終わってないですけど…」
「気にしなくて良いのよ、祷。今から私ともっと楽しいことするんだからね…さあ、早く行きましょう」
その時の母主様の顔には、いつもあるはずのニッコリとした笑みではなく、真顔であった。
いつもニッコリしている彼女なのに、いきなり真顔になってしまうとなんだか少し怖い気がする…それになんだかさっきの顔は何かを企んでいる時みたいな顔をしていた気がするから尚更である…
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