第六十八話 険悪な雰囲気
みんな香水を自分の体に吹きかける。
プシュー プシュー
すると脱衣所に漂うなんていい匂い…
「すごいねこれ、めっちゃいい匂いするわよ」
「ほんとほんと!いっつも祷からしてたいい匂いだわこれ」
そう言って私たちは香水の話で盛り上がっていると、脱衣所の中に母主様が入ってきた。
バタンッ
「ふふふふふ。楽しそうにしてるわねみんな。それに、泉奈」
私は母主様にも自分の香水の話をしてあげようかと思った時のことだあった。
「あのっ、この香水…」
すると、何か知らないが一瞬にして先輩たちは静まり返り、私と円香もなにやら喋っちゃいけない雰囲気になって沈黙した。
「残念だったわね。もう私ら上がったから一柱で入ってちょうだい、お母様」
「ふふふ…相変わらず口の聞き方から教えなきゃだね、泉奈」
なになになに…!?これ急にどうしちゃったの?なんかすっごい険悪な感じする…そして、先輩方はみんな脱衣所を出ていった。
私も円香も申し訳ないが先輩について行こうとすると、母主様から呼び止められてしまった。
「待ちなさい祷」
「あっ!はいっ!」
「何用でしょうか?」
「今度、また一緒に入ろうね。お風呂…」
先輩が私を呼んでいたので、ハイと返事して頭を下げてそのままその場を去っていった。
そして、お風呂場から出て寝室へ戻る途中、突然として泉奈さんは歩みを止めて振り返り私の元までやってきたのであった。
すごい深刻そうな顔をして私と泉奈さんは並んで歩く。そして、円香は前の方にいる先輩方と一緒に会話をしている時であった。
泉奈さんは円香には聞こえないように、私の耳元で呟いた。
「祷、これだけは覚えててちょうだい」
「え?なんですか?」
「母主様とは関わらない方がいい」
「それはどうしてでしょうか?」
確かにさっきまでのことを見ていると、泉奈さんたちと母主様はなにか関係が良くなさそうなことがわかった。
だからと言って別に、泉奈さんたちが悪いって言いたいわけではないのだけれども、母主様と関わらない方がいいというのは一体どういうことなのだろうか…
「理由は……ごめん。言いたくない」
そう言って泉奈さんはなんだかさっきのようなまた無気力というか顔に生気が籠っていないような顔をした。
短い付き合いだけど、泉奈さんは理由もなしに他人を嫌いになったり、あまり関わらない方がいいとかって言う感じの性格じゃない気がする…
だから何かきっとあるのだろう、母主様には…私たちには明かせないけど、大きい事情が…
そして、私たちが部屋に戻るとさっき体につけた香水の香りが部屋中に充満した。
こうして私たちの部屋は良い芳香に包まれたおかげで、朝までぐっすり眠りにつくことができたのであった。
「よっしゃ〜〜〜!今日も陽々葵さんの元に行ってきますか〜!」
「はーーあ!おーー!頑張るぞーー!むにゃむにゃ」
真夜中まで先輩と花札をやっていた円香は目の下にちゃんとクマができていたのであった。
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