第六十六話 気まずい雰囲気
ガラガラガラ〜
泉奈さんたちはお風呂場に着くとさっさと服を脱いで中へと入っていった。
「祷〜、円香〜早く早く!」
「あーちょっと待てってください!」
「今行きまーす!」
先輩たちがいっぱい居る中で着替えるのってなんだかすっごい恥ずかしく、なかなか着替えられずにいたのであった。
ガラガラガラ〜
私と円香は着替えて中へと入った。
「髪洗っておいて〜。背中は私らが洗ってあげるから」
ということで私と円香は洗剤を使って頭を洗って待っていると、泉奈さんらが背中を洗ってくれるのであった。
「じゃあ約束通りに背中洗ってあげるよ。祷は私が洗うね」
私は少し恥ずかしさで縮こまりながら背中を洗ってもらった。
私の背中に左手を添えて、右手で持ったボディタオルでゴシゴシと洗ってもらった。なんかめっちゃ気持ちいい…
眠くなってきちゃった…そんな時に泉奈さんが色々と話しかけてくれた。
「気持ちいい?」
「はいすっごい気持ちいいです!なんだかちょうど今眠くなってきたところですよ!」
「アハ!それはそれはいいタイミングだったね。どっか痒いところない?」
「えーと、じゃあ…」
「ここら辺、洗ってくれますか?」
私は背中に手を伸ばして大体の場所を示した。
「ここ?オッケー」
ゴシゴシゴシ
「もう少し右のところいけますか?」
「ここでいい?」
ゴシゴシゴシ
「あーそこですそこそこ!いっつも手が届かなくてあんまり洗えないところなんですよねー」
「まあ確かにここはあるあるだな。てか、背中洗ってもらうのなんて久しぶりっしょ?」
「えぇ!何年か前にお母さんに背中を洗ってもらってたんですけど、もう恥ずかしくなってそれっきりお風呂は一柱で入るようになったんですよ」
何年か前って言っても三年前なんだけど…
「まあ、結構これってあるあるよね。私も小さい時は両親と一緒に入ったりしてたけど、物心がつき始めた頃から次第に一緒に入るのが恥ずかしくなってきちゃったんだよね」
だからなんか背中洗ってもらうのって不思議な気分…時間が逆行してるみたいだなぁ…家族とお風呂入ってた時みたいに。
「そういえば最近、母主様にも背中洗ってもらったんですよね〜!なんだかちょっとアレだったんですけど…でも、洗ってもらえるだけ嬉しいな〜って!」
すると、ゴシゴシと背中を拭いていた泉奈さんの手が急に止まった。
何かよからぬことを私は言ってしまったかと思い、ゆっくり泉奈さんの顔を見る。
泉奈さんは何か少し思い込んでいるような顔をしていた。
「あ、あのー…」
すると、泉奈さんは急にスイッチが入ったかのように顔色を戻してさっきまでのように戻った。
「アハハ…!ごめんごめん!続けましょ!最後にお湯を流して綺麗にして終わりよ」
バッシャ〜〜〜!!!
大量のお湯で背中についた泡を洗い流して私の背中洗いは終了した。
「はい〜〜!じゃあ、今日はこれで終了よ。洗いすぎると逆に背中荒れるからね。これくらいで、またいつか洗って欲しい時は声かけてよ」
「ありがとうございます泉奈さん!すっごい気持ちよかったですよ〜!」
でも私さっきもしかして、なんか気に触ることしちゃったかもな〜…
「そうだ、私も泉奈さんのお背中流しますよ〜!」
こうして私は泉奈さんの背中を洗い返してあげることにしたのであった。
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