第四十九話 入城
ビリビリビリィィーー!
みんな一斉に中身を開けて確認する。
「白色!えっ、あなたも白色!?」
「私も白色!」
みんな自分の封筒の中に入っていた紙の色で話し合ったりしている。なんかめっちゃ白色が多い気がする…!
「円香大丈夫か!?」
「ハア…ハア…ハア…!!なんかみんな白色じゃない!?私ってもしかして落ちた!?」
「だ、だ、だ、大丈夫でしょ円香は!なんか私これ開けるの怖くなってきた…」
みんなの反応を見ているとなんかめっちゃ緊張する…
すると、私がまだ開けないうちにおばさんが次の話を説明した。
「もしその封筒の中に赤色の紙が入っていたんなら、私についておいで」
「合格よ。白色の紙が入っていた子はもういっぺん自分の顔を見直して出直して来なさい」
それを聞いてまさか円香が合格していた。そして、残念にも落ちてしまっていた方々は肩を落とし帰っていった。
ウッソ…あんな美人な女神様たちでも落ちてたってことはじゃあ私も落ちてる…?なんかめっちゃ検査されたし…
「祷も早く開けてみてよ!絶対受かってるに決まってるって!」
「で、でも…怖い!怖くてこれ開けれないよ…」
ブルブルブル…
私はいつの間にか手が震えていてしまった。
「もーー、仕方ないな祷は。じゃあ私が代わりに開けてあげますよ」
そう言って祷は私の封筒を開けようと手をかけた。
「あー!待ってまだ心の準備がーー!」
ビリビリビリッ!!
すると、封筒が真ん中あたりで真っ二つに破れてしまった。
そして、中から破れた赤色の紙が出て来た。
「あ!!」
「ほらね!!やっぱり赤色だったじゃん!!」
私はその瞬間嬉し泣きをしてしまいそうになった。あー、とりあえずこれで家に帰宅ってことは無くなった。よかったーー…!!
私と円香はギューっと抱きしめあって、合格の喜びを共有した。
「よかったよ!これでまだ円香と一緒にいれるわ」
「私も!祷とまだ一緒にいたかったから嬉しいわ!これからよろしく!!」
互いに握手をして親交を築いた。そして、あばさんの元についていき、城の中へと入って行くのであった。
「それじゃあ、可愛い子どもたち私についておいで。中まで案内するわ」
さっきまで三十名くらい居たっていうのに合格したのは十名くらいしか居ないな…
今回はダメだった方の分もこの先私が頑張らなくちゃ!そして私は念願の城下町へとつながる巨大な城門を潜るのであった。
そして、目の前に広がっている景色は…
「うわあ…すっごい…綺麗!!」
思わず声が漏れ出てしまうほどであった。分かりやすく現代風に例えるならば、城門の外で私がさっきまで居たところを田舎としたら、ここはその県の都市って感じ!多分あの城付近だったら東京の渋谷とか新宿レベルなんだろうなぁ...!!
「祷、この門潜ったことある?」
「ないよ初めて。円香はあるの?」
「私もないよ!お互いに初めての体験!訳して初体験だよ〜!」
「ちょっとその言い方!」
円香って下ネタいう系だったんだ...まあでもそれを理解できる私も同じか...
それにしてもなんだか外と内でまるで世界が違っているみたいだなあ…私の住んでる場所で一番立派だった家が普通に並んでる。
やっぱり貴族様とか大金持ちしか住めない場所なだけあってすっごい別次元…
すると、おばさんは私たち新入りをある場所へと連れて行った。
「着いたわよ。ここがあなたたちの寝泊まりをする場所よ。炊き出しをする場所と寝室、お風呂場は共有よ。みんな楽しく仲良く暮らしてちょうだいね」
こうして新しい私の生活が始まるのであった。しかしこれから遠くない未来でとんでもない出来事が起こってしまうことをまだこのころの私は知る由もなかった...
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