第四十五話 恋の予感
「ここよ!この村!!」
私はそこに降り立ってみると、確かにいた!鬼が!村のみんな逃げ惑うことで精一杯である。大丈夫だよもう!私が助けに来たからね!
「みんな〜〜〜!!助けに来たよーー!!もう安心だからねーー!」
その子がそういうと、みんなはこの子の元へと駆け寄ってきた。
というより私の方にくれば安全ってことかな。なんだか私めっちゃ頼りにされてる!うれしい!
すると、ドスドスと大きな音を鳴らして鬼がこっちまでやってきた。
「なんだ?もう大丈夫だっていうからには、よっぽど強え奴が来たのかと思ったら全然雑魚じゃねえか。それに、村のテメェらも神のくせになんでそこまで弱いんだ?助けなんて求めないで自分らで戦いやがれこの腰抜け!」
「そんな大口叩いちゃって大丈夫なのかしら。負けたらめっちゃ恥ずかしいわよ?まあでももうそんなこと考えなくて済むようにすぐに地獄まで送ってあげるわよ」
キラーーーン!!
私はみんなの方を向いて決めポーズでも取って見せた。
「きゃーーー!!かっこいいよ、祷さん!!」
「そうだ!そうだ!あんな奴直ぐに地獄にでも送ってやってくれ!!」
フフッ!!決まったーーー...にやけが止まらなくなってしまうほど、嬉しさがこみ上げた。
こうして私は到着早々、新年から村を荒らす縁起の悪い鬼と勝負することになった。鬼退治には一ヶ月ほど早いけど…
ブーーンッ!!
「テメェはこれで一撃だぁーー!!」
鬼がそう言って、大斧を私に向かって思いっきり振りかざした。
「キャァーーーーー!!!」
みんながもう終わったと思って、目を瞑り頭を抱えてうずくまる。でも、私は大丈夫…
「焔、氷雨、鳴鳴いくよ!」
ギギギギギ…
巨大な斧を振りかざしているが、ビクリともせずに弓を引き絞り鬼の頭部に狙いを定めて、打つ!!
ブォーーーン!!
この三年間で最初は個別にしか使えなかった焔と氷雨、鳴鳴を同時に扱えるように上達したのであった。そして肝心の私の方も…
バッターーン!!
鬼は大の字で倒れてしまったが、肝心の頭を完全に吹っ飛ばしたので大の字と呼べるのかはわからない。鬼の頭に一撃を当てることが容易になるまで成長したのであった。遺言を言う暇すら与えないのが私スタイルである。
「すっすごいぞ...!!あの巨体の鬼を一撃で屠るとは...」
「すっげえよ!!一体何食ったらそこまで強くなれんだよ!!」
まあこれといって特別なことはしていなく、ただ毎日の仕事を一生懸命していただけなのである。
そして私はまたみんなの元を向いて決めポーズでも取って見せるのであった。
「いえーーーーーーい!!!!いっちょ上がりーーーー!!」
すると拍手喝采であった。なんだか私この村の英雄みたい...
そして、私は依頼が完了したのでハクに乗りちゃっちゃと家まで帰ることにした。早く帰ってお餅食べたい〜〜!!
「この度はこの村を救ってくださり、誠にありがとうございます!」
村長さんらしき方が礼を言ってくれた。
「いいんだよ別に!それよりみんな無事みたいで良かったじゃん!じゃあね私、行くね〜!」
そうするとさっきの少女が前の方へ出てきて、最後に私に問いかけた。
「あのーお姉ちゃん!私の名前は小春です…私の名前、覚えててくれますか?」
私は頷いた。
「おう!君が助けを呼ばなかったら、結構危なかったんじゃない?小春はこの村の英雄だよ!じゃあね〜!またいつか!今度は楽しい理由で会おうね〜!」
そう言って私は特に見返りをもらわずに、というか見返りなんていらないけど…家まで帰った。
そういえば新年のお願い事みたいなのしてなかったっけな…私、もう十八だからそろそろ…結婚!とかはまだ早いけど、恋とかならしてみたいかな〜~~.........なんつって!!!
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