第四十一話 鬼退治
「頭に神通力を集中させるのが遅れた...意識が...視界が狭まっていく...」
バタッ!!
アタシは気を失ってその場に倒れ込んでしまった。
グハハハハ!
「どうしたこのアマ!口ほどにもない奴だな。俺の攻撃一つで倒れ込みやがって」
鬼はそう言って動けなくなったアタシに近づいて来て、完全に気を失っていることを確認する。
「どうやら完全に意識は失っているみたいだな。だがまだ生きているみたいだ。そうだ生きたまま丸呑みにしてやろう」
そう言って鬼は大きな口でアタシを一口に平らげたのであった。
「あ〜〜ん!」
ゴクリッ!
もっとも、噛まないでそのまま飲み込んでくれたことが何よりの奇跡…!!
コイツ本当にバカね!アタシが本当に気を失っているとでも思っていたのかしら?寝たふりにも気づかないなんてコイツ絶対に独身だろ。
まま、それはいいとして…イテテ...さっきのはマジで死ぬかと思った...それにしても、こいつの胃液かなり強力だわ。もうすでに皮膚が溶けてきた。
この状態だと胃液で溶けてドロドロになって死ぬ前に、狭いこいつの胃袋の中で窒息しそうだ。早々に決着を付けねえと...
さっき外側から攻撃した時、硬すぎてアタシの術は通らなかったけど、中なら通る!
「雷式・雷撃の術!」
アタシは今自分が練り出せる最大の神通力を利用して最高火力の雷をこいつの体内で発生させた。
頭がくらくらしているのでもう火力に全ぶりしてブッパした。
バッチィーーーン!!
「グハッ!!なんだ…!!これは一体…!!」
鬼は胃のところで胴体が真っ二つに裂けて、アタシは無事にこいつの腹から脱出できた。
「ハア…!!ハア…!!ハア…!!くっそ姑息な…!まさか気を失っているフリをしていたとは…」
「あっそ!死人に口なしよ!どうとでも言いなさい。それに気づけなかったてめえの敗因だろ。まあ、お前みたいな不細工じゃあ結婚したことないから寝たフリすら分からねぇだろうな!」
万物の急所である頭!アタシは何のためらいもなくコイツの頭をカチ割って止めを刺した。鬼、まあ神もそうだけど確実に殺すなら頭を潰すことである。
「あばよ。この村の殺した神にあの世で詫びろ」
「くっそーー!覚えとけよ!!貴様...!!!」
グチャァーーン!!
アタシは鬼の頭を潰して、完全に生き絶えた。
「ハア…ハア…ハア…かくいうアタシももう限界だ…」
私は大の字にその場に倒れ込んだ。
そしてアタシが鬼を倒したことを確認するとビビリな警官どもは恐るアタシの元まで駆け寄って来た。
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