第二十三話 力の芽生え
この錠を四肢に付けてからおよそ一か月ほどが経過した。最初は付けてるだけで筋肉痛になったり、階段を転げ落ちたり、トイレもうまくいかなかったりと散々であった。でも今はもう違う。これをつける前と同じような生活を送れている。
果たして今の状態でこれを解き放ったらどれだけ自分に変化が訪れるのか...すごい楽しみであった。
「じゃあ、四つとも同時に外すぞ。恐らく今まで体の中から溢れそうで溜まっていた力が一気に体の外に放出するだろう。ふっとばされないように注意しろよ」
そう言ってお兄ちゃんとお姉ちゃんは私の拘束具を四つとも同時に切断するのであった。すると、変化は一瞬にしておこった。
私の中に眠っていた神通力が勢いよく、まるで噴水のように体から噴き出たのであった。
「す......すごい...!!これが本当に私の力なの?」
体の周りをまるでオーラのように纏わりついている...!!これが本当に、私の力なの!!そしてこれが神の力の源!!
そして今、体が風船みたいに軽い!私はその場でジャンプをしてみた。ポヨンポヨーーン、と2m~3mは余裕でジャンプすることができる。神通力の作用の一つ、身体強化はこれのことだったのか!これならいくら走ってても疲れなそう!
「アッハッハ!!わーーいわーーい!楽しいこれーーー!!」
これでやっと神様になったって感じする私...やっと生まれ変われたーー!だがしかし、いつまでも喜んではいられない。なぜなら...
「あまりいつまでもはしゃいでんなよ、祷。分かってると思うけど、神通力なんて神なら誰しも扱えて当然だ。それを応用した神術、神の術を扱えるようになってもらう。そっちの方がピョンピョン飛び跳ねるのなんかより何倍も楽しいぜ!」
「うん、お兄ちゃん!それに、お姉ちゃんも今までありがとう!そしてこれからもよろしく頼むよ!」
「おう!困ったときは俺に聞け。ポンコツな姉じゃたまにいい加減なことを言うからな」
「ムムムーー!ちょっとお兄ちゃんこそ、たまに厳しくなるときあるじゃん!それに比べて私はいつも優しいお姉ちゃんなんです!多少言ってることがいい加減でも・・・」
つくづく、私はいい家族に拾ってもらえた。私はそんな二柱の何気ない兄妹喧嘩を聞いてなんだか涙が出てきてしまった。
「あーーあ!!お兄ちゃんが変なこと言うから祷ちゃん泣いちゃった!も~どう責任とんのよ!!」
「す、すまねえ、祷......!!目の前で喧嘩なんかして悪かった!」
私は涙をふき取ってそれを全力で否定した。
「ありがとう、二柱とも!!」
「面白かった!」
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色々なアニメや漫画の影響を受けているので既視感があるかもしれませんが、そこも含めて楽しんでみてください!




