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第十一話 香水

「もともとアタシは世界中から集めた面白いものを販売する店をやってたんだけど、それがいつしかお客さんの欲しい物や依頼を聞く便利屋になっていっちまったんだよ。まあ、かっこよく万屋なんて言われたりもすっけど」


「仕事は主に二つあって、一つ目は商品の品出し。棚を見てなくなっている商品があれば補充するのよ。それと、もう一つはお客さんの依頼を受けて遂行することさ。まあ、今のところは品出しでいいよ。残りが少ない奴とか、なくなってるやつは倉庫から持ってきて補充しといてくれ」


「分かりました!!早速、仕事に取り掛かります!!」

私は一番奥の方の棚から向こう側まで見て、商品確認をすることにした。それにしても、棚の量がめちゃめちゃ多い...まあ、その分だけやりがいあるからいいか!


神社の仕事もそうだったけど、仕事って新しくやり始めるときすっごいワクワクする~~!

えーと、こっちが骨董、食糧、本、薬品、・・・これ全部目に毎日目を通しているんだからすごいよな~。


バキキキ

私は倉庫にある木箱を開封して足りなくなってきた商品をどんどん棚の中に補充していく。

「よっこいしょ! よっこいしょ!」


「この棚の香水、なくなってるから補充しなきゃな!」

そう言えば、この香水、どこかで見たことあるな.........あーそうじゃん!この香水、私が今付けてるやつじゃん!えーと、これが入ってる箱は...あれ?中身空っぽだ。


私が昨日、お母さんからもらった香水で最後であるようであった。これってどうすれば...そう思っているとお姉ちゃんが私のところに来てくれた。


「どうしたんだい、祷?何かわからない事でもあったのかい?」

「ああ、立樹お姉ちゃん...私の持っているのと同じ香水、なんだか在庫切れみたいなの...これってどうすれば」


「あーそっか、在庫なくなっちゃったか。まあこれ、ウチらの人気商品だからねしょうがないか」

「業者とかに連絡とかするんですか?」

業者なんてこの時代に居るのか分からないけど...


「いや、これの材料を取ってくるのよ。自給自足スタイルなんでねここは。えーと確か、この香水の材料になってるのはニオイ(ぐさ)っていうめっちゃいい匂いがする草なんだ。一緒に採ってこよっか」


「良いですけど、お姉ちゃんは仕事大丈夫なんですか私に付き合って」

「まー、その分兄貴が働くから大丈夫よ。ねえ、お母さん、祷と一緒に材料採ってくるよ」


「いいわよ。それとついでにこの世界を少し紹介してあげて」

「はーーい。じゃ、行くよ、祷。お兄ちゃん頑張ってねーーー!」


「てお前、仕事俺に押し付けたかっただけじゃねーかよーー!」

そんなこと聞こえないふりしてお姉ちゃんは私を連れて家を出て行った。


果たしてその香料となるニオイ草はどこに生えているのやら。

「面白かった!」

「続きが気になる、読みたい!」

「今後どうなるの!!」

と思ったら

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何卒よろしくお願いいたします。


色々なアニメや漫画の影響を受けているので既視感があるかもしれませんが、そこも含めて楽しんでみてください!

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