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自由気ままに生きてみる  作者: 紅龍
ギルドの利用方法?
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コロッケ

「ん~~~~本日の献立はどうするか。大豆はまだまだ生産中だし、醸造とか発酵を考えると醤油とか味噌もまだ使いたくないしなぁ。ここはやはり揚げ物一択か? 天ぷらって手もあるが、野菜の種類も少ないし・・・・メンチカツとコロッケにしてみるか」

米もまだまだ美味いと言えるレベルには到達していない為、パンと相性が良いフライに軍配が上がった。

俺としてはめんつゆで食べたり、塩で食べれる天ぷらの方が良かったが、これは後々の楽しみとしておくべきか。

まぁ、フライも米と合わない訳もないのだが、材料と手間を考えれば今はこれが最善の選択と言えるかもしれない。

「・・・・さてと、それじゃあパンを細かく千切って貰えるかな?」

「畏まりました」

レギオンにお願いをすると、即座に動員された他のレギオン達が集合し、パンを細かなパン粉へと変えていく。

「やはり人海戦術は最高だね」

数に勝る効率は無い。面倒で細かな作業もレギオン達に任せれば一瞬で片付いてしまう辺り、当初に想定していた能力を遥かに上回っている気がするが、きっと気のせいだろうから問題無い。

「そういえば、クロと手合わせしてるらしいけど・・・・大丈夫?」

遠くで聞こえる破裂音と爆音に気になって声を掛けてみるが・・・・。

「問題ありません。総体の7割ほどが霧散しましたが、経験値は増大中。所持クラスも下位であれば8割ほどはマスターに到達。以降、上位クラスに変更し、スキルの習熟を目指しております」

「・・・・成程ね」

なんだか良くわからないけれど、順調らしいので問題はないらしい。

「さすがは主様。異なる武器を使えと言われた時は何のことかと思いましたが、クラスの取得条件になっていたとは思いもしませんでした」

まぁ、これについてはゲーム的な思考だったのだが、どうやら当たっていたらしい。

「更に驚いたのは、死亡する事により経験値にボーナスがつく事です。当初は何かしらの罠を想定していましたが、勇者や少数のユニーククラスへの死亡時ペナルティ救済などと主様が言われていた通りのようで、死ぬたびにボーナスが増えてしまったせいか、現在は百倍で固定されているようです」

う~~~ん。それ多分、バグ技みたいになってますよね。恐らくは、死亡したのに大本が死んでおらずペナルティで帳消しになる部分が加算されてる奴。

「・・・・・まぁ、問題ないなら良いんじゃない?」

これ以上考えると下剋上の不安で眠れなくなるので、話を切り上げておく。

「仰る通り。使えるものは使うという姿勢、感服致します」

変な方向で納得してくれたようで、その話題を深堀される前に料理へと思考を切り替える。

「コカトリスから品種改良した卵を持ってきて・・・・」

「それならばここに」

どこぞの短縮クッキング宜しく準備された材料の数々。

これは何事かと疑問に思ってみたが・・・・。

「オモイカネ経由か・・・・」

万能AIことオモイカネによるデータ共有。

独自の命令伝達網をレギオンと構築しているらしく、レシピを考えるだけで材料まで届くようになったのか、今ではここまで進化しており、ゆくゆくは思うだけでレギオン達が調理するようになりそうだ。

「それはそれで楽だしいいか」

なんだか想定外な展開に色々と悩むべきかと思ってしまうが、想定外だと判明する事の方が立場的に不味いので、勿論想定内を装う。

「さてと、後は足りないとんかつソースを魔石から錬金術で作ってしまうか」

さすがに前世で味わった濃厚な味わいを試行錯誤で作り出すのは至難の業。強引ではあるが、重要な味の決め手である為、魔石でもって作り出す。

「・・・・やっぱりこれだよな」

コストとしては材料から作るのとは違い、魔石の消費も多いが、しょうがない。

「さてさて、大量のラードを熱して油にかえておくか」

助手としてテキパキと動くレギオンの補助もあり、焼き場には大きな中華鍋がセット済み。中には当然のようにオーク由来のラードが大量に投下されており、火をつけるだけで揚げ油のできあがり。

面倒な衣付けも、オモイカネ経由の情報伝達で流れ作業化。

大食いの紅葉を想定して、大量に作られていく揚げ物の衣。

一体何人分かと頭が痛くなるが、これでもまだまだ半分にも満たず、コロッケにしておいて良かったと我ながら自分を褒めてやりたいところだ。

「さてさて、ジャガイモも良い感じだね」

レギオン達はオモイカネの指示により一個の生物のように連携する。

右から左に見ている間にも茹でられたジャガイモはフライパンで牛と豚の合いびき肉と共に焼かれ、きつね色へと変わっていく。

「塩、胡椒で味付けして、後は卵とパン粉でっと」

レギオン達に合わせて俺もコロッケの種を揚げ物へと変えるべく卵液とパン粉で彩る。

「油の温度も良さそうだから、そろそろ揚げていくか」

『おぉ~~~~』

レギオンが意気揚々と答えるのに対して、俺はただただ衣をつけたコロッケを入れていくだけ。まぁ、大量に入れすぎると油の温度が下がるので、そこだけは注意が必要だが。

「・・・・良い匂いがするのだなぁ」

衣と油が発する匂いにでも誘われたのか、大食いリス野郎がそんな事を言いながら近寄ってきたが、相手をしていられるか。

「これは何なのだな?」

しかしながらこいつに場の雰囲気を読む事など不可能。

これならば少しぐらい与えた方が楽かと思い、適当に揚がったコロッケを食パンに挟んで、錬金術にて作ったとんかつソースをかけて出来合いのコロッケパンを作ってやった。

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