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クールすぎて孤高の美少女となったクラスメイトが、あたしをモデルに恋愛小説を書く理由  作者: 白藍まこと


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おさらい


 申し訳ありません、完全にエタッてました。


 これだけ期間が空いても尚、続きを読んで頂ける心優しい方がいらっしゃいましたらよろしくお願い致します。


 既に完結まで執筆済みです。


 ですが、皆様ストーリーをお忘れかと思いますので(というか筆者がそうなので)簡単に復習できればと思います。


 最初から読んで頂いた方や、しっかり覚えてるぜって方はこの話はスルーして下さい。



        ◇◇◇



 ……なんだろう。


 どっかの誰かさんのせいで、8か月くらいあたしの話をスルーされたような気がする。


 おかげさまであたしの記憶も怪しいのでちょっと整理してみるかな。


 あたしの名前は朝日詩苑(あさひしおん)


 生まれながらに色素の薄い赤茶色の髪の毛と、無駄に勝気な性格のせいで近寄りがたいギャルとして人から遠ざけられるタイプの人間だ。


 実は結構、悲しかったりする。


 そんな中、迎えた新生活で出会ったのが氷乃朱音(ひのあかね)


 黒髪ロングの美少女で、物静かで、首席で……。


 完璧人間こわー。


 とか思いつつ、とある日の放課後。


 氷乃の机に置いてあったノートに目を通すと、そこには短すぎる恋愛小説が(つづ)られていた。


 なるほど、完璧人間も創作は苦手のようだ。


 ノートの香りも別に普通だし……。


 とか思っていたら。


「――見たわね」


「ひいっ!?」」


 と、氷乃に見つかり、あたしの変態行動は写真に収められていた。


「貴女、私の創作を手伝いなさい」


 拒否すれば、クラス中にバラされて居場所をなくす……。


 そんな圧倒的不利の状況、わたしは首を縦に振るしかなかった。







 そこからの氷乃の創作活動を手伝う日々。


 壁ドンの練習から始まり。


 図書室で弾まないトーク。


 食堂で一緒にご飯を食べて、間接キスにちょっと戸惑ったり。


 放課後、一緒に帰ったりもした。


 氷乃の家に遊びに行き、コーヒーを零して制服を脱がされ(?)ちょっと慌ててみたり。


 氷乃に可愛いと褒められて無意識でヘアメとメイクも頑張ってしまった。


 あと、手を繋いだりもしたなっ!

 






 ……ん?


 こうして抜き出してみると、すごい仲の良い女子高生二人組じゃないか?


 それに、あたしは氷乃を「美人」と褒め、氷乃はあたしを「可愛い」と認める仲。


 理想的な“主人公”と“ヒロイン”像なのかもしれない。


 ……。


 いや、もっと普通の関係性でいいだろ。


 小説のモデルとかいう意味わからない要素が一つ加わるだけでどうしてこうも(いびつ)になってしまうのか。


 もっとラフな関係性で良くない?


「ねえ、氷乃」


「何かしら」


「あたしたちって友達?」


「主従関係」


「……」


「何よ」


 ……だ、そうです。


 前途多難な学校生活がまだまだ続きそう。



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