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亡国王女と死ねない僕  作者: vels
2/3

  

 戦乱の世は長く続くと思われた。


 

 勢力的には互角であると言える二国━━アウグスブルク帝国とニカイア帝国。


 


 アウグスブルク帝国は芸術の国である。

 この国は沢山の民族が集まってできた国であり、今でも国内では約200の言語が使われているとされている。そのため郊外に行くと様々な文字や建築様式が見られる。今はもう使われてない、他の国だと国がかりで保護するような古代遺跡が全く管理されず、放置してある様もちらほら見られる。


 そんなウアグスブルク帝国には多くの著名な芸術家がおり、街全体が美術館と言っても過言ではない。都市部では住宅の壁はクリーム色で統一されており、街は常にきれいな状態が保たれている。芸術家にとって自分の住んでいるところの街の様子はこだわりたいという熱意から。「家の壁は統一かすべきでないか」という議論が数十年間続くいたこともあった。


 いっときは全ての家の壁に著名な芸術家たちの絵が描かれていたりしていたものの、結局のところクリーム色で統一されることになり、それはそれで統一性が生み出すなんともいえない一体感が素晴らしいと評価されている。


 


 「アウグスブルク帝国は芸術の国」と言われるだけあって自然も豊かである。クリーム色で統一された住宅が囲うのは高々とそびえ立ち、国の象徴にもなっている山脈からの水の噴水である。この噴水もあってなのかアウグスブルク帝国の人々は大変温厚で優しいと言われている。実際旅行に行った旅人からの評価も抜群に高い。


 





 


 アウグスブルク帝国はいい国なのである。「表向き”は”」だが。

2話、見ていただきありがとうございます

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