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別れ話
━━とあるカフェ━━
智「美緒…別れよっか」
美緒「はぁ?」
いきなり彼氏の智に別れ話をされた。
しかもすごく軽く。
美緒「ちょっと待って。なんで?いきなりすぎる」
声を荒げないように気をつけながら智に聞いた。
智「別に、美緒は悪くないよ。ただ、疲れたんだ。」
そう言って1つ息を吐くと智は出ていった。
自分の飲み物代を机に置いて。
美緒「…疲れた…ねぇ…」
ぽつりとこぼした言葉。
そして、私も智が置いていったお金を持って支払いを済ましカフェを出た。
1人街を歩いていると、狐面をつけた人に声をかけられた。
「あなたの人生はそれでいいんですか?」