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きょうふのみそ汁

作者: みつる

恐怖のみそ汁(今日、のみそ汁)、悪の十字架(開くの10時か)みたいな言葉遊びが子供の頃学校で流行ったのをみそ汁を食べていたら思い出したので文章にしてみました。

 ぼくの通っている小学校でとても怖い話を聞いたんだ。

クラスメイトの男の子が“きょうふのみそ汁”を食べたらしい。

曰く、ぶよぶよしていて気持ち悪くて、それでも残さずに食べなさいと言われて頑張って全部食べたんだとか。でもみそ汁を食べたせいでデザートのプリンを食べれなかったらしい。

 ぶよぶよしていて気持ち悪くて、デザートも食べられなくなるなんてとぼくは怖くなった。


 次の日の朝、ぼくは“きょうふのみそ汁”が夢に出てきそうでなかなか眠れなかったせいかぼうっとしていたから顔を洗っていたらお母さんから呼ばれた。

「朝ごはんを食べに来なさい、“きょうふのみそ汁”よ」

と、ぼくは怖くなって

「朝ごはんいらないから」

と叫んでランドセルを背負って学校に行った。


 その日は散々だった、慌てて飛び出したせいで忘れ物をして先生に怒られた。

しかも体操服を忘れたせいでみんながドッジボールをしているのに見学しないといけなかった。

算数の授業では三角定規を忘れてとなりの席の女の子から借りてクラスの男の子にからかわれた。

これも全部“きょうふのみそ汁”のせいだ。ぼくは恐ろしくなった。


 その日は“きょうふのみそ汁”が気になって宿題も手につかず普段は宿題の後に食べていた夕飯を先に食べることになった。すると恐ろしいことに朝の“きょうふのみそ汁”の残りが出てくるらしい。

 ぼくは逃げ出そうかと思ったけれど「夕飯は家族みんなで食べる」、「ご飯は残さず食べる」というルールがあってそれをを破るとお父さんが怒ってとても怖いから“きょうふのみそ汁”を食べるしかない。

 

 そして、ぼくは憂鬱な気分で食卓に着いた・・・

“きょうふのみそ汁”ととうとう対面することになった男の子がどうなるのか、

正体を知った反応や、そもそも怖がって仮病で夕飯から逃げ出したりとかいろいろ思いついてそうすれば面白いオチがつくか絞り切れなかったのでここで切らせていただきました。

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