5月4週 金曜日
村33 町17
ダ19 討伐1 フ6
人1 犯1
魔100 中11 上1
剣100 剣中11 剣上1
回復27
採取43
草14 花5 実17
料理3
石工2
木工5
漁1
歌1
体50
女6
危険というのは何も、魔物や盗賊に襲われることだけではない。
病気というのもまた、異世界においては非常に危険なものだ。
朝方早くに目を覚まし、俺は最近日課となったランニングを行った。
空気が汚いため清々しいとはいかないが、しかし朝早くのまだ仕事が始まってない時間帯ならば幾分綺麗だ。
太陽が顔を出した方向へ、右へ左へその逆へ。「はっはっはっは」と息が切れる程度には走り、宿屋に戻ったら今度は筋肉トレーニングを行う。
異世界には鉄アレイなどがないため、自重トレーニングしか不可能なように思えるが、重い物は数多く存在する。武器や防具などがそうだ。
武器防具は、装備すると重さを0に感じるものの、本来は10kg20kg、それ以上の重さがある。ダンベル代わりに使うには丁度いい。
力こぶをいれれば、その効果のほどは容易く実感できる。
それから俺は食事に出かけた。
プロテインは課金アイテムにも存在しないため、栄養補給は全て食事で賄わなければならない。
高校生、16歳。体が資本の職種に就こうとしている俺にとって、最も大切なものが食事であると言える。俺は肉料理が自慢だという店主がやっている食堂で、その自慢の肉をたらふく食べた。
時刻は昼過ぎ。
今度は、明日からの旅路のための準備を行った。
テトン町まで、旅は4日もかかる。
乗せて行ってくれるお爺さんに偶然出会い、日程を聞いたのだが、土曜日の夕方出発し、その日は森にある洞窟で夜営。休日の夕方に村へ到着し、次の日に出発。
その日は再び夜営で、到着は月末休日2日目の夜を予定しているそうだ。
本来ならテトン町には3日で到着する上に、全ての夜を村や町で明かせるそうだが、お爺さんの馬車を引く馬は高齢であるためスピードを出せず、そういった日程になるらしい。
それから、墓参りにも行きたいから、少し遠回りをするのだとか。
息子さんが亡くなった場所が、そのルート上にあるらしい。もしかすると、だからテトン町とこの町を往復する行商人をしているのかもしれない。その辺りは聞いていない。聞く必要も特にない。無論、問題もない。
俺がやめてくれと言う筋合いはないし、寄り道をするのならと別の行商人を当たる気もない。町や村から逸れるのなら、余計に護衛が必要だろう。
そういった理由もあって、旅路の準備は多めに必要だ。
食料に、もしもの時に使えそうな道具。例えばロープなど。村付き冒険者として馬車の護衛もしていたケビンさん達が持っていた物を思い出しながら、買い揃えていく。
そして時間は過ぎていき、太陽が西に傾いてきた。
もう数時間もすれば、働いている人達の仕事時間も終わり、町がツルハシやハンマー以外の音で、活気に溢れるようになるだろう。
だから、……良い頃合だ。俺はそう思い、足を娼館に向けた。
「どの子も銅貨15枚だよー。いやあお兄さん良い男だから10枚にしとっかなあ、ご案内ー」
そこは町で一番安い娼館。
危険だと注意されていたが、最早俺にはその選択肢しかない。
「頼む、頼むぞ、当たれ!」
俺はそう言って、怪しげな男に案内され、母親よりも年上だろうおばさんと相対した。
その上、ちんこが、
『キジョウ・エト
ジョブ:異世界民
HP:100 MP:90
ATK:1 DEF:5
CO:病気』
……とても痒い。
『セイビョウナオール 銀貨10枚』
課金があって本当に良かった。
良かった、けど……。
「はああー」
深い深いため息をつく。
幸せの絶頂から、一気に不幸のどん底だ。
もし、これから夢でうなされるとすれば、今日のことを夢見るのだろう。
年齢に3をかけても届かないような相手と……。
せっかく記憶が幸せで埋め尽くされたというのに、それが全て埋め尽くされてしまうくらいの不幸を味わってしまったのだから、そうに違いない。
「強烈だった、ホントに……」
まあともあれ、明日は風呂に入って気合を入れ、お爺さんの護衛に専念しよう。
街道から外れるらしいから、実際に戦わなきゃいけないこともあるかもしれないしな。ああ、でも俺は戦いが久しぶりか、なら風呂に入る前に肩慣らしがてら、森に入ってみようかな。
……そう言えば、最後に戦ったのは、先月の最終週の土曜日だったか。ダンジョンに入った日だから、休日ではない、土曜日だ。
じゃあ1ヶ月か。1ヶ月も戦ってないのか。不安だなー。
……。
……。
墓か。手を合わせる機会は、多分ないんだろうなあ。
いや、考えるのはやめよう。
俺はそう思って、眠りにつく。
そうして見た夢は、やはり、今日のことではなかった。
お読み頂きありがとうございます。
また感想なども、ありがとうございます。
面白いものが書けるよう頑張ります。
とは言えどうすれば面白い物語がかけるのか、まだ何も分かりません。悪いところがあれば、どんどん教えていただきれば嬉しいです。その分、面白い作品で返せるよう、努力致しますので、どうぞよろしくお願いします。
ありがとうございました。




