5月2週 土曜日
村32 町7
ダ19 討伐1 フ4
人1 犯1
魔100 中11 上1
剣100 剣中11 剣上1
回復11
採取38
草14 花5 実16
料理2
石工2
木工2
漁1
体5
女1
物を盗んで生計をたてる者を、盗賊と呼ぶ。
食料や金目の物など、たくさんの品を運ぶ行商人は、つまりは彼等の格好の餌食。
そのため行商人は、そんな盗賊に対抗するため、自らの馬車には必ずと言って良いほど護衛を付ける。
「まあ、そういうのはもっと都会の話だけどな」
「そうなんですか?」
「だってよ、この辺りのモンは、大体顔見知りだからな。盗賊なんてやっちまったら、すぐに話は伝わるだろうし、親兄弟が後ろ指差されちまうよ」
「なるほど」
「だから盗賊なんてここ数年、聞いたことねえな。一回、どっかから流れてきた盗賊が住みついたこともあるらしいが、ここら辺は馬車の往来も少ないからな、稼げなかったんだろ、いつの間にかどっか行っちまった」
「盗賊も大変なんすねえ」
「なー。護衛なんてつけたことねえよ。魔物も馬とか馬車みたいなデカイもんからは逃げるしよ。お前さんもだから、昨日も今日も乗ってるだけだよな」
「そーっすねえ。ぶっちゃけ暇ですね」
「ぶっちゃけってなんだ?」
「あー、正直言って、みたいな意味っす」
「へえー若者言葉だなー。ぶっちゃけ分かんねえ」
「使いこなしてんじゃないっすか!」
今日もまた、物語の主人公に訪れるような困難はなかった。
俺に訪れる困難は、乗り物酔いただ1つだ。
嫌な困難だな。
行商人の言っていた通り、朝早く川沿いのヘデラル村を出た俺達は、昼頃には広い畑を持つヘデラル村に辿り着いた。
「ジュザイムに行くんだよな?」
「はい」
「だったら、そっち方面に行く奴に交渉してやるよ。市の日だから何人かいるだろうさ。出発が今日か明日か知らねえけど」
「良いんですか? ありがとうございます!」
「良いってことよ、じゃ、まあ成功したら」
「酒でも奢りますよ」
「お、良いねえ」
交渉の結果、休日の明日、ヘデラル坑道町に行くことに決定した。
上手くいっているときは、物事がとんとん進むものだな、俺はそんなことを思った。
お読みいただきまして、ありがとうございます。
これからも頑張ります。




