5月2週 月曜日
村30 町4
ダ19 討伐1 フ4
人1 犯1
魔100 中11 上1
剣100 剣中11 剣上1
回復6
採取35
草13 花5 実15
料理2
石工2
木工2
1人焼き肉。
1人カラオケ。
1人遊園地。
そういった言葉があるように、1人で赴くには、少々勇気のいる場所がある。
一度行ってしまえば、次からは何一つ臆することなく行けるのだろうが、一度目の足取りは経験したことがないほど重く、動かない。
人によっては、永遠に行けないこともあるだろう。
理由は諸説あるが、主にその場所が、複数人での利用を目的としているからだろう。
自分以外の利用客全員が、それぞれのグループでいるのだから、ためらわれるのも当然である。
しかし中には、複数人での利用を目的にしていない場所に行くにも関わらず、一人では行き辛い場所も存在する。
気心知れた友人が傍にいなければ、到底行けないような場所も存在する。
それが――。
「風俗」
男の夢が詰まった場所である。
宿屋の店主に場所を聞くと、町に1軒のみある風俗店。いわゆる娼館の場所を教えてもらった。
昼過ぎから夜遅くまでやっているそうなので、俺は人の目が少なくなる夜になってからコッソリと移動し、今、店の近くにいる。
人通りの少ない、奥まった通り。
そこに存在する娼館。看板には、いかにも娼館らしい名前が書かれていた。
もちろん、大半の仕事が終わった現在の時刻、娼館は絶賛営業中だ。
先ほどからずっと見ているが、入っていく男達は皆一様に脂ぎった表情をしているし、出てきた男達は皆一様にスッキリした表情をしている。
女性の姿は見えないが、その光景が何よりの証明であった。
だから、俺も入れば良い。
何食わぬ顔で入ったら良いのだ。
そうすればきっと、彼等と同じ女に飢え、色事しか考えられない獣のような表情も、彼等と同じ憑き物が落ちたかのような、菩薩の表情に変わるに違いない。
入れば良い。
ただただ足を進めるだけで良いのだ。
……。
だが、足は動かない。
初めての風俗体験ってだけでも難易度が高いのに、それが異世界だなんて、ハードルが高過ぎる。
俺はそのまま20分30分、遠くから眺め続け、そして、何もせずに宿屋に帰った。
明日。明日行こう。
今日は場所を確かめただけだから。
体とかも特別綺麗にしてたわけじゃないし、今日はそういうんじゃない。おい笑うな店主。
お読みいただきありがとうございます。
今日中にもう1話投稿したいと思っています。ただ、思っているだけで、できるかどうかは分かりません。頑張ります。




