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5月1週 月曜日

村29

ダ19 討伐1 フ2

人1 犯1

魔100 中11 上1

剣100 剣中11 剣上1

回復3

採取33

草13 花5 実13

料理1

石工1

木工2

 町から町への移動手段は2つ。

 徒歩か馬車か。


 どちらもそのままの意味で、徒歩は歩くこと。馬車は馬に車を引かせること。


 もちろん、実際の移動に用いられるのは、ほとんど馬車である。


 理由は2つ。


 まずは、馬車の移動の方が、圧倒的に速いこと。

 人の歩く速度が4km程度だとすれば、馬車は、引く魔物の種類にもよるが、15kmから60kmは出すことができる。

 町から町までの距離が、100km以上離れていることもザラであるため、徒歩での移動は、気が遠くなることも多いだろう。馬車を使うのも当然。


 そして2つ目の理由は、魔物が出ること。

 歩けば時間がかかるため、夜を明かさなければいけなくなる。魔物が出て、しかも周囲の警戒ができない夜は、危険極まりない。馬車ならば速い分、夜を明かす回数は大きく減る。遠くの町を目指す場合でも、途中途中で町を経由すれば、0にだってできる。

 また、移動中に魔物に出くわしても、馬車ならば逃げ切れる可能性もある。魔物は人より足が速いことも多いが、全速力を出した馬車よりかは遅いことが多いのだ。


 そのため、町から町への移動は、専ら馬車。

 徒歩で移動する者は少ないと言える。


 しかし、馬車を持っている者は、貴族か、交易を生業にする商人くらい。


 貴族は別として、商人は、町から町へ、特産品などを輸送することを目的に、馬車を使用する。

 であるから荷台には、商品である荷物をできるだけ多く載せる。人を乗せるわけではないし、スペースを取る分、乗せたくもない。乗せても護衛の人くらいだろう。


 そう、他の町に行きたいなあ、と思っても、馬車には乗れないのだ。


 だが他の町へ行くために用いられる移動は、ほとんどが馬車である。


 矛盾している。

 行きたいと思っても乗れないのに、実績は馬車ばかりというのは、どう考えてもおかしい。


 だから、それが意味するところは一つ。


 町から町へ移動する者など、ほとんどいないのだ。


 町を出たいと思っている者は、基本的に、その町の落伍者である。

 商売に失敗して借金を背負ったり、犯罪を犯して悪名が広まったり。そんなことがあって、地元にいられなくなった者だけが、別の町に行きたいと考える。


 出て行くのは、出て行かざるを得ない理由がある者だけ。


 もちろん、都会に行きたい、ダンジョンへ行きたい、と、夢に溢れた若者も、中にはいるだろう。見知らぬ土地へ派遣される騎士なんかも町を出る。

 しかし、そういう者は少数派で、そして徒歩で出て行ったりはしない。


 都会に行きたいと思っている者は、裕福な家の出だろうし、金で馬車に乗れる。

 ダンジョンへ行きたいと思っている者は、強いだろうし、護衛として馬車に乗れる。

 騎士は、言うまでもない。


 だからやはり、町から出ていくなら、大体は落伍者で、そして徒歩で出ていく奴は完全に落伍者だ。


 そう、つまり俺は見れば見るほど落伍者だ。


 考えれば考えるほど悲しい事実である。


 しかし念のために言っておくと、俺はそれなりの実力者であるため、馬車に乗ろうと思ったら乗れる。

 護衛いかがですか? と聞けば、きっとオッケーしてくれるだろう。


 問題として、素性が知れないため、警戒される、ということはあるだろう。その解決方法はないが……、まあのっぴきならない状況ならいけるだろう。

 俺は落伍者ではない。


 住んでいた村から追い出されるように出たが、決して。


 それに、課金がある俺にとって、徒歩での移動は別に危険でもなんでもない。


『アルクノハヤクナール 銀貨5枚』

 このペットボトルに入った水を飲むと、原理はよく分からないが速いスピードで歩いていけるし、昨日も使った『マモノコナクナールヨルヨウ 銀貨30枚』などを使えば、夜も安心だ。


 昨日も、魔物に襲われず、快適に眠ることができた。


 ……ただ、起きてから改めて説明書きを読んだのだが、魔物が来なくなる効果時間は、1つにつき4時間らしい。俺は、夜の間ずっと来ないものだと思っていたので、1つしか使わずに、8時間くらい眠っていた。魔物に襲われなかったのは、どうやら偶然だった。


 こんななんでもないところで死にかけるとは、全く異世界は恐ろしいところだと、俺は思う。


 町まで歩いて1週間。

 道すがらの村までは、歩いて3日。

 アクルノハヤクナールも、倍くらい速くなるわけじゃない。1時間の道程を50分にできるくらい。大して変わらない。

 だから多分、到着は明日。


 どんなところだろう。まあ、どんなところでも、ちょっと休憩したり、食料買い込んだリしたら、すぐに出て行くが。

 もう田舎の奴等と関わるのはまっぴらだ。


 俺は緩やかに動く景色を見ながら、人が踏み固めた道を、ずーっと歩き、そして星を見ながら、夜を過ごす。

お読み頂きありがとうございます。

前書き部分を少し変えました。気になさらないで下さい。メモのようなものです。


今後とも、ちょくちょく変わっていくことがあると思います。

設定がブレブレで申し訳ないです、

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― 新着の感想 ―
[一言] 芯がない物は途中から滅茶苦茶になるよね。ほとんどの物語は魔王だ勇者だ神だとやたら戦争させたがる。
2020/01/17 07:41 退会済み
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