4月月末 休日2日目
村29
ダ19 討伐1 フ1
人1 犯1
魔100 中11 上1
剣100 剣中11 剣上1
回復3
採取28
草11 花5 実12
料理1
歩く速度は、時速3.6kmを基本とする。
ただし人によって差は大きく、時速3kmほどの人もいれば、5kmの人もいる。
ただ平均すれば、3.6km。
不動産などの、駅まで徒歩何分、という表記も、その計算で書いている。
だから、歩いて3日の距離は……、あ、1日何時間歩くか分からないから計算できねえや。
あと3.6kmとかって、信号あっての数字かもしれないし、異世界じゃあてはまらんね。
「エト、達者でな。力になれなくてすまんな」
「いえ、色々お力になって頂きましたよ。ありがとうございました」
村の人は誰も見送りに来てくれなかったが、騎士の人達数名と、別の冒険者パーティーの方々は見送りに来てくれた。
素直に嬉しく思う。
特に、第二の兄貴分である、カルモー村へ派遣された騎士団の隊長さんには色々お世話になったから、とても嬉しい。
俺は背負っているリュックが空を向くほど頭を深く下げ、手を振られカルモー村を出発した。
そういえば、俺は先月の休日2日目にこっちへ来たから、今日で丁度2ヶ月目か。
「異世界生活2ヶ月目、新たな旅立ちが始まる……、というか、1ヶ月住んだ村を追い出された。……嫌な始まり方だな」
今日日そんな主人公がどこにいるのか。
ともかく、俺は歩く。
天気は良好。快晴とは言わないが、雨は降らないくらいには晴れ間が見える。
景色は綺麗。壮観とまでは言わないが、遠くの山は緑に染まり、近くの木々も実をつけ、鳥が美味しそうに頬張っている。
まあその鳥は魔物だが。
「おっとっと」
と、上を見ていたらつまづいてしまった。
天気も景色も良好だが、地面はちょっと良好じゃない。
土を踏み固めたような道は、別に悪路ってほどでもないが、馬車がよく通っているからかわだちがあり、足を取られる。
アスファルトってのは、結構偉大な発明だったのかもしれない。
「……つまり、作れば大もうけできる?」
確か、石油をどうにかこうにかするんだろう?
うーん。
思い出せないが、それだけ分かっていれば、造れるかもしれない。
そのための資金もある。将来は大金持ちか。
「いや、そんなことしなくても課金の副産物のビンとか売れば良いだけか」
異世界にはガラスも普及してないっぽいし。
あ、でもそんな突飛な物を商売にしてると、勘付かれるかもしれない。
勘付かれたなら最後、どこかのお貴族様による、「我の為に一生課金しておれ」ルートに入るかもしれない。
それは遠慮したい。
楽して金儲けは難しいか。
生活費を稼ぐ方法は、また別に考えなくちゃな。
「いて、足ひねった」
わだちにグネっと、ねんざになるわけもない軽いひねり方をたまにしながら、俺は道を進んだ。
幸い、日が暮れても魔物は出てこなかった。
「やっぱ夜は結構冷えるな。焚き火とかすべきだったかな」
俺はそんなことを思いながら、リュックから寝袋を取り出し、広げる。
『マモノコナクナールヨルヨウ 銀貨30枚』
そして夜用の魔物避けの課金アイテムを購入。
結構高いが、5つ入り。どこでも安心して眠れると思えば、安いものかもしれない。
説明書を読むと、どうやら火をつけて使うようだ。
煙でこなくするタイプなのか? 虫避けみたいだな。
『ヒヲツケール 銀貨1枚』
なので俺は火をつけるアイテムを購入して、火をつけ――。
つけ――、ん?
「あ、ロックかかってんのか」
つまみをロックと書いていない方に動かし、火をつけて、煙が出ていることを確認。
実際に魔物が来なくなるのかは未確認だが、今更課金の効果を疑うことはない。
俺は寝袋に入って眠りについた。
星が綺麗だ。
満点の星空ってのは、こういうものを言うのだろう。
キラン、とどこかで星が線を描くように瞬く。流れ星だ!
「うわああああああ――、あ、隕石じゃないや。ふうー……」
星空は怖い。
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