4月3週 金曜日
村18
ダ12 フ1
魔100 中9
剣100 剣中9
採取28
草11 花5 実12
料理1
仲間とは、心を合わせて何かをいっしょにするという間柄をかなりの期間にわたって保っている人。
そういう間柄のことを示す言葉である。
そして、俺にはいない者のことでもある。
「仲間……、仲間……、仲間?」
異世界に来てから、かれこれ半月を過ごした。
その毎日は、ファンタジーを感じられる毎日ではなかったと言える。
マズイ食事、マズイ酒、二日酔い、臭いトイレ。
腹の下る水、臭いトイレ。ノーパン。
折れる剣、無くなる金、わめく筋肉。
そしてなくなった屋根。
何一つ頼れるものない中で俺は、過酷な生活を強いられていた。
助けてくれる人はいない。
同情してくれる人は何人かいたが、救ってくれる人も、苦楽を共にしてくれる人もいなかった。
腹を下すなら先に言え。
鍋を貸すなら屋根の下に入れろ。
ツケで武器を買わせろ。
飯を奢ってくれるなら、お金を貸してくれ。
あと田舎もん同士もうちょっと仲良くしろ。仲悪いぞ。
「仲間……、なかま……、ナカマ?」
この異世界で、俺は1人っきりだ。
誰も、俺が死んでも泣いたりはしてくれないだろう。俺が困っていても、身を賭して心配してくれる人もいないだろう。
逆もまたしかりで、俺も、誰が死んだところで泣かないし、誰かが困っていても、同情はするが身を賭して何かしたりはしない。
だから孤独だ。
よく父さんは言っていた。
学生時代の付き合いは宝物だと。
職場の同僚や同期との付き合いも楽しいが、やはり子供時代からの友人と遊ぶのが一番気兼ねなく楽しい。
そう言っては、母さんによく怒られていた。
めっちゃ。
言わなきゃ良いのに。
だが、そんな友達は俺にはいない。
もういない。
ここには学生なんていない。
それどころか、俺を昔から知っている人も、俺が昔から知っている人もいない。俺の知り合いを知っている人もいない、俺と共通の過去を持っている人もいない。
俺は孤独だ。
ここでは、誰とも何も分かち合えない。
「ナカマ、ナニソレ、オレ、シラナイ……」
異世界生活、20日目。
だからそれは俺にとって、無縁の言葉で、俺は、今日も1人だ。
お読み頂きありがとうございます。
短いです。次も短いです。
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